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温泉好き必見。移住先としての「尾花沢」の魅力

2022年10月11日、海外からの旅行客の受け入れがついに再開。アメリカを対象に行った訪日需要調査によると、半年以内に日本旅行を検討しているユーザーはなんと8割。「訪日旅行で何を行いたいか」という質問に対しては「温泉を楽しむ」という回答が約3割と最も多く集まりました。日本の温泉はいま、世界から熱視線を集めているのです。

私たち日本人にとっても温泉は欠かせない存在である温泉。そこで今回は、「温泉好き」におススメしたい移住先として、山形県尾花沢市をご紹介します。尾花沢といえば銀山温泉。温泉がまちに根付いており、毎日でも温泉に入りたいという温泉LOVERにはもってこいのまちです。では、銀山温泉の魅力について深堀りしていきます。

銀山温泉の歴史は江戸時代までさかのぼります。銀山温泉という名前は、当時栄えていた延沢銀山(のべさわぎんざん)からつけられています。昭和60年には延沢銀山遺跡が国の史跡に指定され、翌61年に市の条例として「銀山温泉家並保存条例」を制定されたことで、いまでも風情ある街並みが守られています。

銀山温泉は、疲労回復や健康増進、病後回復期など、さまざまな効能があることから、湯治(とうじ)場としても古くから重宝されてきました。湯治とは、温泉地に長期間(少なくとも一週間以上)滞留して特定の疾病の温泉療養を行う行為で、単なる温泉旅行以上の意味をもちます。疲弊した心と身体をリトリートしてくれる効果があるのです。

銀山温泉は、風情のある温泉街も人気の理由のひとつ。温泉街の中心を流れる銀山川の両側には、木造の温泉旅館が立ち並び、今ではみることが珍しくなったガス灯が街を照らします。特に冬の銀山温泉は格別。降り積もる白い雪がガス灯のオレンジ色に照らされ、映画の中にいるようなノスタルジックな雰囲気が楽しめます。

銀山温泉の中でも、気軽にいけるという点でおススメなのはしろがね湯。ここは、新国立競技場を設計したことでも有名な隅健吾氏により設計されており、クラシックとモダンが同居した建物が魅力。銀山温泉のいくつかは旅館の中にあり、中には宿泊しないと入れない温泉もありますが、しろがね湯は日帰り入泉可。デイリーユースできる温泉です。

ジブリ作品を観て、どこか懐かしさを感じるような感覚がここ銀山温泉にはあります。経年変化が美しい木造の温泉旅館は、新築では出せない味があり、ノスタルジックな温泉街はニュータウンでは出せない魅力があります。ここに住めば、銀山温泉を自宅のお風呂のように使うことも。温泉好きにはたまらないまち尾花沢。是非移住先として検討してみては。

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