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8通目「ポジティブ思考になれるようなコミュニケーションのコツ~その⑥~」

 みなさん、こんにちは!!
 先月から私の住む地域は、北海道でも観光地として有名な場所でもあり、海外からの観光客で駅前を中心に町中賑わっています。豊かな自然に囲まれた場所なので、心も身体も癒されてリラックスしたひと時を過ごしてほしいなと思います。

 さて、今回のテーマは、「事実だけを受け止める(主観で物事を見ない)」です。今までご紹介した「ポジティブ思考になれるようなコミュニケーションのコツ」についてはこちらの記事からチェックしてみてください。

 毎日の生活の中で、相手の言葉や行動に、心を揺さぶられたり感動したりすることがある一方で、傷ついたり悲しい気持ちになったりすることもありますよね。それによって、相手との関係性に変化がもたらされたりすることもありますね。それが良い方向に変わるといいのですが、場合によっては、ぎくしゃくしたりこじれていったりと嬉しくない方に変わっていくこともあります。
 相手とは、表面上は変わらなくても心の中でずっと傷ついたままで気持ち的にぎくしゃくしてしまう、そんな体験をされたことのある方は意外と多いのではないかと思います。
 もうそんな体験はできればしたくないと思う方がいたら、今後日常生活を送る中で、ほんの少しでいいので、次のことを意識してみてもらいたいなと思うのです。人との関わりの中でまた身の回りに起こるできごとについて、「事実だけを受け止める」を意識してみるということ、それを実際にやってみてほしいのです。

 「事実だけを受け止める」というのは、(主観で物事を見ない)ということです。どういうことか、簡単な例えを挙げてみます。

【例】朝、職場(または学校)で、AさんとBさんが廊下ですれ違った時
Aさん
:「おはようございます!今日も一日よろしくお願いします!」
Bさん:「・・・・・」黙って目の前を通り過ぎていく。

 このやりとりを見て、「Bさん、ひどいな」と思われた方がほとんどではないでしょうか。この「ひどいと思う」が【主観】です。「~してくれなかった」「~するなんてひどい」と『私(が思った)』いう主観で、この出来事を見ているのです。そこには「~してもらって当たり前」「~するのが当然」という主観が入っているということになるのです。

 では、【主観】で物事を見ないとはどういうことなのかというと、「Bさんは、ただ単にあいさつしなかった」という「事実がある」それだけなのだという見方をするということになります。Bさんがどういう気持ちで、どういう理由であいさつしなかったのかは、ここでは一切関係ないのです。

 ここからがとても大切です。「あれ?あいさつしなかったな。聞こえなかったのかな」「それとも何か考え事していたのかな」「イライラしていたのかもしれない」あいさつに何の返事もしなかったBさんに対して、Aさんは「どうしたいか」です。

 「あいさつしたい」という気持ちがあるのなら、もう一度Bさんに声をかければいいだけの話です。そこで、Bさんがあいさつをしてくれたら、それで満足して終わりますね。もし、ここでBさんが不機嫌な様子であれば、「Bさん、不機嫌なんだね」とその事実だけを見て、あいさつをやめるか、または別の機会に話をするという選択をしてもいいですよね。もちろん、Bさんとの関係を見直してもいいのです。

 人生の主役は、常にあなた自身であり、主導権はあなたのものだからです。

 コミュニケーションがうまくいかなくなる理由の1つに、「主観で物事を捉える」というのがあるというお話でした。人は、感情で生きているものなので、嫌なことされたりショックなことがあったりすると、傷ついたり悲しんだりするというのもごく自然なことで、その感情を優しく受け止めてあげた上で、今目の前にある事実に対して「自分はどうしたいか」にフォーカスしていくことで、必要以上に悩まなくて済むようになります。
 これは、ある程度訓練が必要になります。長年身に沁みついてしまった習慣は、一日や二日でいっぺんに変わることはないでしょう。ですから、気楽に気長に、一日に1回でもいいので、「主観で物事を見ない」「事実だけを見つめる」ということを意識してみませんか?ちょっと意識してみよう、そう思うだけで充分です。

 ほんのちょっとしことですが、その訓練を積み重ねていくことで、いつのまにか、目の前のできごとや物事に気持ちが振り回されなくなり、相手や周りとのコミュニケーションに何かしら変化を感じられるようになっていきます。そうなったらしめたものです(*^^*) きっと今までとは違った感覚であなたの人生が、より楽しいものとなっていくでしょう。わくわく楽しんでいきましょう!!

 みなさんと共にわくわく楽しんでいきたい、みなさんの人生がより軽やかなものになるよう、寄り添い伴走していきたいとスタッフ一同、コココの扉の向こうでいつでもお待ちしています♡

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