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他人事では無い2030年問題1⃣

2030年問題を気にしている人は
どれくらい居るのだろうか?
6年後の日本

世界が日本がどう変わろうとしているのかを
真剣に捉えて自分の将来を
見据えて行かないと大変な事になりそうだ

アンドリュー・S・ウィンストン(2019年に発表)

私は未来で起きることを予想するようなタイプではない。どちらかというと、今日の世界を形成する移り変わりの速いメガトレンドの中で、いまここで起きていることに目を向ける現在主義者だ。しかし、クライアントからは2030年の世界でどんなことが起きているか、メガトレンドを教えて欲しいと頼まれる。だからそんな時は、世界がどうなっているかというある程度の予想はついていると答えている。(翻訳:小松遥香)

人口動態

世界の人口は今よりも約10億人増え、平均寿命も延びる。2015年に73億人だった世界人口は
2030年までに85億人に到達する。
最も速く増加する層は高齢者だ。
2030年までに、65歳以上の人口は10億人に達する見込みだ。とは言え、特に気候変動などのメガトレンドは、人口増加を鈍化させるか、現在の予想とは異なる結果をもたらすだろう。

都市化

2230年、私たちの3分の2は都市に住んでいるだろう。
都市化が進み、メガシティ(巨大都市)や
小・中規模の主要都市がさらに誕生してくる。
人が集まる多くの人気の都市で、生活費が上がる。
より大きなビルが必要になり、
レベルの高い管理テクノロジーも必要になる。
ビッグデータやAIによって、
ビルの効率化がさらに進むだろう。
それから、食料がもっと必要になる。
生産地から多くの人が暮らす都市へ運ぶが、
アーバン・アグリカルチャー(都市農業)を迅速に増やしていくという方法もある。

透明性

世界はさらにオープンなものになり、
プライベートという括りが少なくなってくるだろう。
すべてのものを追跡・監視するという傾向が
どこまでも行き渡ることは想像に難くない。
しかも一方通行の追跡だ。
すべての人やモノ、組織に蓄積される情報量は
急速に拡大する。
特に顧客や消費者に対して、情報を共有するプレッシャーは増していくだろう。
情報分析ツールがより発達し、一部の意思決定は簡単にできるようになるだろう。
しかし、こうしたツールはどれも使われる過程でプライバシーを保護することはないだろう。

気候変動

気候は急速に変わり、異常気象がどこでも発生するということが続くだろう。
すべてが予想した通りに発生するかどうかはまだ不確かだが、気候が急激に、危険なほどに変わっているということは疑いようもない事実だ。
気候変動が引き起こす結末は容赦のないものだろう。
人口密度の高い沿岸部の多くは、海面が上昇することで、
共通の課題を抱えるだろう。
自然界はさらにはるかにその豊かさを失い、多くの種の集団が壊滅的に減少し、サンゴ礁などの生態系は全滅する恐れもある。
干ばつや洪水は世界の穀倉地帯に打撃を与え、
主要穀物の生産地域も変わっていく。
北極圏は夏、氷がなくなるだろう。
もちろん船が通れるようになるので、
サプライチェーンを短縮できるという利点はあるが、
ピュロスの勝利のようなもので、払う犠牲に比べて得るものが少なく、割に合わないだろう。
海面上昇や水源が変わることで、居住地を移さなければならない大規模難民が生まれ始めている。
2030年までには、それ以降の数十年がどんな状態になるのかより明確になるだろう。
私たちは生きている間に、主要な氷床が溶けることで多くの海岸沿いの都市が浸水するかどうか、そして、人の住めない地球に本当に近づいているのかどうかを知ることになるだろう。

資源不足

さらに積極的に資源不足問題に取り組まなければならなくなるだろう。
経済成長に合わせて、金属などの主要な鉱物資源の埋蔵量を保つためにも、早急に循環型モデルに移行する必要がある。例えば、新たに採掘した資源を使用する量を減らし、リサイクルしたものや再生製品を使用すること、そもそもの直線型の経済を見直すといったことが必要だろう。
水は不足している資源だ。
多くの都市が頻繁に水不足に直面するようになると考えられている。
水に関するテクノロジーや、水不足問題の解決策となる脱塩技術へのさらなる投資が求められている。

クリーンテック(環境保全技術)

ゼロ炭素技術をつかった送電網や車道、ビルは予想よりも遥かに拡大しているだろう。
2015年以降、毎年、世界の電気容量の半分以上は再生可能エネルギーでまかなわれている。
2030年までには、事実上、石炭火力技術から生まれる新たな発電能力はないだろう。
電気自動車が輸送手段の大半を占めるだろう。
道路を走る電気自動車の割合は、内燃エンジンの車が早々に使用されなくなると考えると、
2030年までに10数%からほぼ100%近くになると予想されている。
一方で、新しく販売されるほぼすべての自動車が電気自動車になるだろう。

テクノロジー・シフト

IoTは勝利を収めるだろう。
新しい機器はすべてコネクテッドになり、インターネットに接続される。
AIが人間の知性を超えるとされる「シンギュラリティ(技術的特異点)」を支持する人たちは、2030年あたりまでには、
手頃なAIが人間の知性を超えるだろうと予想している。
AIと機械学習は私たちの暮らしの計画を立て、
より効率的に、上手く交通を最適化し、車のルートを選べるようになるだろう。
技術は私たち人間を今日よりもさらに操るようになるだろう。米国の選挙へのロシアの干渉も、古くさく映るかもしれない。
AIは新しい種類の仕事を生み出すだろうが、トラックやタクシー運転手からパラリーガル、エンジニアと言った高い技術を必要とする仕事まて、ほぼすべての仕事の一部に取って代わるだろう。

異常気象や生活環境の変化がこの数年で
表に出てきている事は事実である事から
あと数年で急激な変化に見舞われる事は
否めないと考える
どのように自分たちを守るべきなのか?
同じ方向に向かう事の重要性を知るべき時が
やって来たのだと思う

引き続き調べてみたいと思います。
シリーズ化して記事に挙げます。








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