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【医と珈琲】 コーヒーと認知症

【AOMORI COFFEE FESTIVAL 2023出店特別企画】

(QRコードを読み込んだあなたへ)
この度は、ACF2023にて医Café SUP?の珈琲をご購入いただきありがとうございます。
今、その手に持つ珈琲が飲み終えるまでに読み切れる、珈琲と医療の世界。題して、

『医と珈琲』

医薬経済ONLINEで連載中の『栄養成分ブレンドコーヒー』を基に医Caféスタッフが噛み砕いて紹介。
今回は「コーヒーと認知症」について、医Café SUP?スタッフ〈のの〉 が語ってくれました。


ここでは認知症の代表であるアルツハイマー病から、コーヒーと認知機能の関係と研究の進歩を見ていきます。
これまでコーヒーと認知症の関係について、脳の容積や脳の部位、脂質組成から、さまざまな論文発表が行われてきました。

しかし、多くが疫学研究であり、実際に因果関係を示した発見は少ないです。

一般にアルツハイマー病には、重大な関与を行うアミロイド斑と呼ばれる物質があります。このアミロイド斑はアミロイドβが主成分とされています。オーストラリアの研究ではコーヒーを飲むことによって、アミロイドβの脳蓄積が少なく、認知力の低下をゆっくりにすると述べられています。
しかし、これではアミロイドβとコーヒーの成分の関係がはっきり判明していません。
そこで、日本の慶応大の研究では、アミロイドβ産生に関与するプロテアソームβ-セクレターゼの分解がコーヒー消費によって増加すると示唆しています。

全日本コーヒー協会HPより引用

これからもコーヒーと認知症の関係について、研究が進歩していくのが楽しみです。

執筆:野々山航士
ヘッダーデザイン:齋藤凜
編集:米谷隆佑


医Café SUP?とは

医Café SUP?(サップ)は、弘前大学の医学生が開業したまったく新しいタイプのカフェです。「医療系学生がつくるカジュアルなカフェ空間」を介して、「地域との架け橋」となれるよう奮闘して参りました。
2021年3月クラウドファンディング150%達成で資金を集め、2021年4月10日、弘前市親方町にオープン。3年間の営業ののち、現在、新店舗への移転準備中。各地での催事出店に注力しています。
また、医Café SUP?は2023年発足のNPO法人ココキャンが運営しております。
医療の視点での地域課題解決、学生教育、そして居場所づくりを軸に活動しておりますので、こちらも併せて覚えていただけると嬉しいです。

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