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【医と珈琲】 コーヒーと病のリスク

【AOMORI COFFEE FESTIVAL 2023出店特別企画】

(QRコードを読み込んだあなたへ)
この度は、ACF2023にて医Café SUP?の珈琲をご購入いただきありがとうございます。
今、その手に持つ珈琲が飲み終えるまでに読み切れる、珈琲と医療の世界。題して、

『医と珈琲』

医薬経済ONLINEで連載中の『栄養成分ブレンドコーヒー』を基に医Caféスタッフが噛み砕いて紹介。
今回は「コーヒーと病のリスク」について、医Café SUP?スタッフ〈よね〉 が語ってくれました。


1日3-4杯のコーヒーを飲む習慣が発症リスクを下げるという病気をまとめました。

医薬経済ONLINE 「第470話 コーヒー習慣がリスクを下げる病気のまとめ」より

ということで、参考記事の筆者は全部で11種類の疾患を挙げている。
その中から個人的に気になった疾患を一つだけ掘り下げてみたいと思いますが、その前に……。

本当に、珈琲で病気のリスクを低下させることはできるのか?
本気で、珈琲を飲んで病気のリスクを低下させたいのか?

これらの問いから出発した僕の考えでは、まず科学的な立場から論考する珈琲マニアの姿勢に敬服しデータを信用したいのだが、これを受けて珈琲を飲む習慣がどれほど変わっていくのだろうか、という、「珈琲が病のリスクを軽減させる」記事を読んで習慣を変える可能性について、甚だ懐疑的である。
珈琲を飲めば健康になれる。では、珈琲を飲んでいない人が飲むようになるのは、あるいは飲む人がより飲むようになるのは、果たしてどういった体験から来るものなのだろうか。一本の連載が、一杯の珈琲が、バリスタとの、医療関係者との会話で何か行動が変容するのだろうか。そして、健康に向かう珈琲マニアが、病気や気持ちの病いに向き合うことがあるのだろうか。

そういう多少冷ややかな目で、珈琲と病気のリスクを考えてみたいのである。

閑話休題、ぼくが気になった疾患は、

  • 痛風/高尿酸血症

昔は「贅沢病」と皮肉に言われた疾患ですが、1日一杯の珈琲で統計的に有意な軽減効果が得られるとのこと。おめでとうございます、毎日飲んでいる珈琲マニアの皆様はどうやら痛風になりにくいらしい。僕もこの記事を読んで、少し嬉しくなりました。毎日珈琲飲んでてよかった。

そして、筆者が紹介したエピソードがまた面白い。
400年前、おそらく痛風を治す薬はなかったと思いますが、偉人の経験談として聞くと面白い。
痛風発作の痛みをがぶ飲み珈琲で癒す、という始末。
現在、研究されたから珈琲を飲むと"癒される"ことが認められていますが……

想像すると、ちょっとシュール。

臓器がん発症リスクは確かに減少しているものがある

大の珈琲マニアでも、足が痛くなったらお近くの診療所にかかってください。

ヘッダーデザイン:齋藤凜
執筆・編集:米谷隆佑


医Café SUP?とは

医Café SUP?(サップ)は、弘前大学の医学生が開業したまったく新しいタイプのカフェです。「医療系学生がつくるカジュアルなカフェ空間」を介して、「地域との架け橋」となれるよう奮闘して参りました。
2021年3月クラウドファンディング150%達成で資金を集め、2021年4月10日、弘前市親方町にオープン。3年間の営業ののち、現在、新店舗への移転準備中。各地での催事出店に注力しています。
また、医Café SUP?は2023年発足のNPO法人ココキャンが運営しております。
医療の視点での地域課題解決、学生教育、そして居場所づくりを軸に活動しておりますので、こちらも併せて覚えていただけると嬉しいです。

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