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GPSでできること

こんにちは。中の人ヨシオカです。

今日は開発作業の合間にGPSでできること、できないことについて書いていきたいと思います。

皆さんGPSって聞いて何を思い浮かべますか?
カーナビ、GoogleMap、最近ですと見守りGPSや自転車やバイクの防犯用GPSなんかもあるようです。(弊社でも開発依頼を何度か受けました。)

なかには映画「007」の主人公が使うようなものすごく小さいものを希望するお客さんもいます。
しかも「どこでも居場所が分かるんでしょ?」というなかなか厳しいご希望をいただくこともしばしば。

そもそもGPSってなんなのかをもっと突っ込んだ部分を知ってもらう必要があるとよく感じます。※詳しくは別の記事で近日中に公開します。

ここではごく簡単に言うと、
「いくつかのGPS衛星からの信号を受けることで今の位置を特定するアメリカが運営しているシステム」なのです。

できることは、というと
・条件が整うと地球上のどこにいるかが20メートルくらいの範囲に絞り込める。
・きわめて正確な時刻が分かる。※あまり知られていませんが。

今では生活のいろんな場面にGPS(※厳密にはGPSだけではありません
が、)で実現できている仕組がいろんなところにあります。

最近ではあまり意識されることもないですが腕時計やインターネットにつながらないシステムなどで正確な時刻が必要な場合にGPSから受信しているものがあります。

また、飛行機や船舶の自動航行を支えるのもGPSです。日本ではあまり見ませんがドローンの飛行制御にも利用されています。

意外なところでは精密な測量を短時間で行うために利用されることがあります。(2~3センチ以内の精度を出せる特殊なGPSもあるのです。)

近年発展してきている、AR(拡張現実※スマートフォンやタブレット、サングラス型のARグラスを通して見ることで、現実世界にデジタル情報を付加し、世界を拡張する技術)の技術が実用レベルで広く一般的な生活などに普及してくるとGPSがもたらす位置情報の重要性はより大きくなるといわれています。

逆にGPSが苦手とすることを挙げると以下のような状況が挙げられます。

  • 空が見えない、もしくは高い建物が周囲に林立している

  • 天気が悪い

  • 電離層の状態が悪いとき

そもそもGPSは人工衛星から発信された非常に微弱な電波(下手すると自然界のノイズに隠されてしまうほど)を受信して位置を演算して出す特性上、様々なものに電波が反射されてしまい、正確な情報がGPS端末に伝わらない可能性が常にあります。特に本来は都心のようなビルが林立している場所は苦手としています。※それを補うために各通信事業者が様々な位置を補足する信号や、サービスを提供しています。もしくはGPSのチップに搭載された各種センサーで今の位置を計算、判定しているものもあります。

いかがだったでしょうか、GPSは様々な場面で生活にすでに使われている技術で今後はGPSで取得した位置情報と「何か」を組み合わせることで新たな価値をさらに生み出していくことでしょう。