第一歌集を刊行したい

こんにちは。西巻真です。

noteのほうしばらく更新せず、放っておいて申し訳ありません。

個人的に、今一番立て込んでいる時期というか、ほんとうに仕事もしていないのに忙しい時期になっています。

このコロナ禍ですが、実はこの度、思い切って第一歌集を刊行することにしました。

昨年5月ごろから準備していた原稿は99%できあがっていて、あとは肝心な「お金」の問題をクリアしなければいけない、という時期になっています。

出版時期は、今年と決めています。うまくいけば、夏頃には出るかもしれません。

加藤治郎さんから、歌集を出すようアドバイスをいただいたのは昨年のことでした。ただ、私自身は、ろくに自分で稼げてもいないのに、歌集を出すことに対するためらいがありました。

ツイッターを見ている方ならわかるかと思いますが、私はこの2年ぐらいで生活を立て直そうと、警備員をやってみたり、コールセンターで働いてみたり、いろいろ「生業」を持つよう努力してきました。

しかし、どれもなぜか、半年というタイミングで急激なふらつきや目眩が起こって、途中で辞めざるをえなくなることばかりでした。

メンタルから来るものなのか、と思っていましたが、原因はまだ不明のままです。大きな病院にかかってはいますが。

このままでは、働いては切られ、働いては切られで、一生終わってしまいそう、そんな不安がずっと頭をよぎっています。

話を戻します。

加藤さんから歌集を出すようアドバイスをいただいたとき、私は聞きました。

「私の歌、世の中に問う価値がありますか?」

加藤さんは「あります。同世代のなかでは、群を抜いています」と、簡潔にお答えをいただきました。

まあ出してもいいかな、くらいだったら、このような無理はしないのですが、価値があるのであれば、どんなことをしても歌集を出さなければならないと覚悟を決めました。

私は出版社や印刷会社を探し、なんとか安くISBNコードをつけて、歌集というものを世に問えるように、準備を始めたのでした。

出版社や印刷会社さんを決めて、いろいろ自分で紙の値段まで調べて、打ち合わせをしているうちに、だいたい38万円ぐらいあれば歌集自体は作れるということがわかりました。

ただ、働いていない私には、38万円という値段も大金です。到底、自力では賄えません。

また、現状障害年金と生活保護でかろうじて生活をつないでいるので、これは自分の力では到底、歌集は出せないなと諦める値段です。

幸いなことに、法律的には区のケースワーカーさんが話を聞いてくれ、「西巻真歌集制作委員会」という団体名義の口座を作り、その代表に別の方がなっていただけることで、問題ないというOKをいただけました。

そこで、次の手段が、クラウドファンディングです。

私もやったことはないのですが、必死でページを書きました。いま、既にページの編集を終え、公開に向けての準備が完了しています。

短歌を始めて14年になります。おそらくこんな無理をするのは、最初で最後の、人生の一大事になってしまいそうです。

もし、この文章を読んだ方で、西巻の本を読んでやってもいい、という方がいらっしゃったら、ぜひクラウドファンデイングにご協力いただければ嬉しいです。

梅の花がようやく咲く頃になりました。12月1月と振るわなかった私の体調も、ようやく戻ってきました。

長いプロジェクトですが、すべてが終わったら、今度は同じような苦しみを持った人たちを少しでも支援できるように、頑張っていきたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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