VTuberに感化されて純文学を読んだ話

初めまして!桜庭ここあと申します。今回は純文学を語るということをしたいのです!

……が!!!私は純文学作品を読み始めたのは先月から!

つまり純文学作品エアプなわけです。
何故純文学を読み始めたかと言うときっかけになった人がいた訳で。皆さんANYCOLORをご存知ですか?今をときめく大人気VTuberグループにじさんじなどを輩出している企業でして、その中にVTuber養成所のようなものがあるんですねVTA(バーチャルタレントアカデミー)って言うんですけど。
そのVTAに九埜織人(くのおりひと)という純文学が大好きなライバーがいるんですよ。そうです、私は九埜織人の純文学プレゼンにまんまと感化された訳です。
感化された配信はこちら⤵︎ ⤵︎(この他にも文学を語ってる配信はいくつもあるよ)


そしてなんやかんやで初めて手に取った純文学、

谷崎潤一郎の春琴抄!!

これがまた面白いんですよね。名前だけでも聞いたことがある人は多いんではないでしょうか?
すごーく平たく言えば春琴と佐助の恋物語なのですが個人的に私が良いと思ったポイントを今回は2点!!お話させてください。九埜織人に感化されて読んでるので言ってること被ってたらごめんね!!!
(ネタバレがそこそこあります)

その1
語り手がいること

語り手がいる小説って珍しくないですか?恋愛小説で語り手て!!!と読み始めたのですが、語り手がいる事の味の深さを実感しましたね…
春琴抄の始まりは語り手が春琴と佐助の墓を訪ねるところから始まるんです。その墓を訪ねる描写が2人の愛を確かなものにしているような気がしましたね。
あと語り手がいるのってめちゃくちゃ話が曖昧な気がしませんか?春琴、佐助の当時の感情、心情は一切分からず、ただ語り手が読んだものだけが全てとなっていく感じ、めちゃくちゃ興奮しました。

その2
2人だけのマゾヒズムの世界観

谷崎潤一郎は名の知れたマゾヒズム作家(?)らしいのですが、春琴抄でもそのマゾの世界観を正面から感じ取れたような気がします。はたから見たらそこに愛はあるようには全く見えないのに、二人の間に確実にある愛の欠片がちらほら見えるんですよね、それを拾い集めながら読むのが私はめちゃくちゃ楽しかったですね。

ということで今回は春琴抄を紹介させて頂きました!純文学奥が深ぇ~!おもしれぇ~!!私の語彙力がないばかりに面白さが伝わったかは分かりかねますが是非春琴と佐助の2人のみに通用する愛の形を感じ取っていただければと思います。

また何か純文学作品読んだりしたら更新しようと思います!

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