#箕輪飲み ⑤ 編集者はライター以上の「書く力」をつけよ。
*これは静岡での箕輪さんの講演会後に開かれた、打ち上げの飲み会の様子を書き起こしたものです。数回に渡ってお送り致します!
帆南:ちょっとお伺いしたいのですが、箕輪さんは編集をする時に技術的な面で気をつけていることはありますか?
箕輪:それでいうと、俺今本当に忙しいから文字を打ちなおすとかはできないんだけど、ヒットしてる本の文章は俺が書いたものがほとんどだね。
帆南:そうなんですか!インタビューはされていますよね。
箕輪:インタビューはして、その文字起こしを参考にして俺が書いてる。まあ最近は忙しいから無理なんだけど、本気で書けば売れるって自信はある。
結局編集者って、ライターに指示する仕事だけど、本気で書いたらライターよりやばいっていう力がないと、全然足りない。書く力があるのは強い。
帆南:その力は学生時代につけましたか?
箕輪:あ、俺はね、文章は昔から本当に上手くて街の評判だった。魚屋さんとか肉屋さんとか、あいつの文章はすげえって。
帆南:読書家だったんでしょうか?
箕輪:読んでなくはなかったよね。本当の読書家から見たらそんな読んでないかもしれないけど、俺はサッカー部のグループにいたから、異常な本好きって言われたことはある。俺ハーフタイムとかも本読んでたもん。
一同:それはすごい!
箕輪:うん。続きが気になるから監督の横とかでも全然読んでた。
あと書くのも好きだったし、そこは才能かも。才能というか実力が大事だよね。
祥一:実力あって、ですもんね。
箕輪:正直さ、俺がnote とか書いてバズらせてると、ライターにとっては「箕輪さんやっぱすげーな」ってなるじゃない。でも平易な文章だとやっぱ全然ダメ。優秀な編集者って書く力があるんだよ、全員。見城さんとか、文章書かせたらマジですごいじゃん。「News Picks」の佐々木さんにしても強いし、佐渡島さんにしても強いし。やっぱね、書く力は超大事。
要は料理で言うと、編集者はレシピを作る側だから。実際に料理するのはライター。料理が出来ない奴にやっぱりレシピは考えられないし、そんな人がレシピのことをとやかく言ったところでなめられるんだよね。
祥一:「お前書けないだろ」って言われますもんね。
箕輪:そう、ここ直せとか、ここつまんないって言ったところでね。
「書けなくても指示がうまい」っていう抜け道は一個あるんだけど、実績出す前はそんなことってありえないんだよね。やっぱり書けないとわからない。
でも書く力は後天的にも身につくと思うから、書いて書いて書きまくる。イケダハヤトさんとかはその典型で、もう天才的にうまいからね。
イケダさんのブログは彼の信念が見える。一緒に本作ってわかったけど、まーーーーあ、うまいよね。あんなうまい人いないよ。本当にうまい。
帆南:編集するところがないくらい。
箕輪:もう本当、なおすなんてありえない、神様みたい。人をイラつかせる火を入れて、テンポも入れられる。
でもあの人は中学から書き続けているから、やっぱり誰よりもやってるんだよ。量は裏切らないよ。
帆南:量は裏切らない!
箕輪:量は自信になるしね。俺が色々やってる新しいことを批判してくるやつがいたとしても、書くこと、編集すること、本を売りまくることっていう基本的なところでも勝ってる。
まあだからムカつかれるんだけどね、俺様!要は実績だよね。
(⑥に続きます。)
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ライター 岩本美帆
編集 齊藤帆南
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