子供用頭痛対策マッサージ

1 私の頭痛歴

 毎日暑いですね。
 こうも暑いと子供が体調を崩しやすくなります。
 昨日も二男が頭痛を訴え、微熱もあって大変でした。

 ところで、我が家の男性陣は、全員もれなく頭痛持ちです。
 私は小学2年生からの筋金入りです。小学生の時は1週間連続の時がありました。夕食時に必ず発病し、時には食べたものを吐き出してしまうこともありました。でも寝てしまえば治るので、当時はなぜなんだろうと疑問でした。
 大人になった今も頭痛はたまに起こります。原因も何となくわかってきました。
 恐らく「水分不足」「パソコン操作などでずっと前傾姿勢を取り続ける」「ストレス」のいずれかが2つ以上重なると現れるのです。しかし、当時と違って薬などを飲みながらなんとかやり過ごす術を覚えました。

2 息子たちの頭痛歴とマッサージを生み出すまで


 息子たちも小学生になってから度々頭痛を訴えるようになりました。
 長男も二男も昼を過ぎたら時々発生し、一晩しっかり休めば翌日には持ち越しません。
 時々風邪と混ざった症状の時もありますが、頭痛だけのときもあります。
 妻は、頭痛持ちではないため、しょうがないことですが息子たちの痛みに寄り添いきれないため、息子たちが頭痛を訴えたときは私が看病する暗黙のルールが出来上がりました。
 私としても、息子たちの気持ちが痛いほど分かるため、何とかして頭痛を和らげたいと思い、頭痛薬や水を飲ませたり、寝かしつけをしたりしてきましたが、最近になって、息子たちに頭痛対策のマッサージを施したところ非常に好評で、せがまれるようにもなりました。
 せっかくnoteを頑張っていますし、私のように子供の頭痛に悩む方も多いと思いますので、本日は、私が息子たちに施す頭痛対策マッサージを公開したいと思います。

3 頭痛対策用マッサージを実施する前に

 マッサージをする前に、子供に対し、以下の対策を実施しましょう。
 マッサージは、あくまで対処療法ですので、以下の対策で頭痛が治ればそれに越したことはありません。
 私がお教えするマッサージは、あくまで最終手段的にお使いください。

① 熱を測り、風邪の症状ではないか確認する

 当たり前のことですが、まずは風邪の症状としての頭痛の可能性を疑いましょう。そのためには、熱を測って平熱なのかを確認する必要があります。
 熱があるようでしたら、速やかに病院へ連れて行くなどの風邪対策を講じてください。
 これから先は、あくまで頭痛のみの症状に対するものですので、お間違いのないようにしてください。

② 水をできる限り飲ませる


 お子様の中には、遊びなどに夢中になって水を飲まなかったせいで頭痛を発症することがあります。
 そんな場合は、まずは水を一杯飲ませてみましょう。
 ポカリスエットなどの清涼飲料水やお茶でもいいのですが、頭痛対策に関しては、水が一番効果的です。できれば冷水がいいと思います。

③ 夜であれば早めに就寝させる

 私たち家族は、一晩寝れば治るタイプの頭痛持ちです。ですので、まずは寝てしまうことが一番の対処法であることは間違いありません。
 朝から頭痛の方や、お出かけ先で寝ることができないのであればともかく、夜であと少しで就寝時間ということであれば、なによりも睡眠を優先させてあげてください。
 それだけで翌日はケロッとしている可能性があります。

④ 小児用の頭痛薬を活用する


 私が小さい頃は小児用の頭痛薬が珍しく、無理して飲んで吐いてしまった苦い記憶があります。
 しかし、今は小児用の頭痛薬が沢山ありますので、小学生以上のお子様でしたら、まずは頭痛薬を服用してみてください。
 服用しても頭痛は治らないことは、私や息子たちの経験上よくありますが、どのお子様でも効かないわけではないと思います。

4 頭痛対策マッサージ

 以上の対策を講じたうえで、これから説明するマッサージをお子様に試してみてください。
 このマッサージを活用すると

 ・頭痛の緩和
 ・寝つきが良くなる

可能性が高くなります。
 なお、マッサージをする際は、お子様は寝た状態で行ってください。
 座った状態や立った状態では、身体がリラックスできずにあまり効果が得られません。できれば仰向けにした状態で行ってください。

① 目頭と眉頭辺りを揉む


 以下の画像を頼りに、お子様が痛がらない程度に、目頭と眉頭の間を下から上に2~3分程度優しく押すようにして揉んでみてください。
 赤丸部分を黒矢印の方向に向けて優しく押し上げるように揉むイメージです。揉んで押すのが難しければ、赤枠の周辺を優しくなでるだけでも大丈夫です。

赤枠部分を黒矢印のように優しく押し上げてみましょう

② こめかみを揉む

 次に、以下の画像を頼りに、お子様が痛がらない程度に、両方のこめかみを円を描くように2~3分程度優しく押し回すように揉んでみてください。
 左右のこめかみを交互に揉んでも良いですが、できれば左右同時に行ってみてください。その方がお子様の頭痛が緩和されます。
 左右の手を使って子供と向き合う形で揉んでもらえればと思いますが、私は比較的手が大きいので、親指と中指で子供の頭をつかむようにして優しく揉んでいます。

赤枠部分を円を描くように優しく押し回してみてください

③ 後頭部を揉む

 さらに、以下の画像を頼りに、お子様が痛がらない程度に、後頭部下方首上の髪の生え際辺りを2~3分程度優しく揉んでみてください。
 左右から後頭部の中央に向けてつまみ上げるイメージで優しく揉むと、より効き目があります。
 お子様を仰向けに寝かせていますので、中々難しいかもしれませんが、うまく手を首側に回してやってみてください。ただ、あくまで優しくマッサージすることが大前提ですので、難しければうつ伏せにしてみたり、座らせてのマッサージでも構いません。

この画像では伝わりづらいですが、赤枠部分を優しく摘み上げるイメージで揉んでみてください

④ 足の親指の裏側を揉む

 最後に、足の親指の裏側を優しく挟むように2~3分揉んであげましょう。
 調べたところ、足の親指には頭に効くツボがあるようで、先日も二男をマッサージした際、非常に効き目があり、すぐ寝てくれました。
 ①~③でも十分効き目がありますが、仕上げに行うと大変効果的です。

親指の裏側をまんべんなく揉んであげてください

⑤ 子供に気持ち良かった箇所を確認する

 ①~④を合計10分程度揉んであげると、症状が改善されます。
 また、場合によっては寝てくれることもあります。寝てくれれば、起きたときに頭痛が治っている可能性も高まりますので、そのまま寝かせてあげましょう。
 お子様が起きている場合は、①~④のうち、どれが一番気持ちよかったかを確認して、一番気持ちよかったと教えてくれたマッサージを今後は子供が嫌がるまで続けます。
 ただし、あまりマッサージを続けると、今後は皮膚が痛くなったりしますので、子供とコミュニケーションを取りながら続ける必要があります。
 私の場合は、息子が大きくなってからは、息子に「どこ押してほしい?」と聞いて手を差し出し、頭痛がする場所に自分の手を持っていかせ、息子が手を持って行った場所をマッサージしてあげることもあります。
 いずれにしても、お子様の頭痛緩和が目的ですので、よくお子様とコミュニケーションを取ってマッサージしてあげてください。

5 最後に 

 いかがでしょうか。
 子供の頭痛について、私の妻がよく

子供が辛そうにしているから何とかしてあげたいけど、私は頭痛になったことがあまりないから、どうしたらよくなるのかイメージできない

と言います。
 その気持ちは非常に良く分かります。ひょっとしたら病気かもしれないと思うと、あたふたするものの何もできないことがあります。
 そんな時、この記事を思い出して試してみてもらえれば幸いです。

 また、このマッサージはあくまで独学で効き目のあった方法ですので、効果を保証するものではありません。ただ、副作用はありませんし、効かなくてもお子様が眠りについてくれる可能性が高いものです。
 お子様が頭痛にならないことが第一ですが、万が一頭痛になった際、このマッサージで頭痛が緩和されたり、眠れなかったのが眠れるようになってくれれば幸いです。

 お子様の頭痛が治ることを祈念して記事を終わりたいと思います。

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