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無駄な事をやる勇気を持とう。(マーケッティングバブルの崩壊)

昨今、日本では何か新しいことを生み出そうというよりは、今までにあるものをいかにマーケッティングして市場を喚起していくかという事に血眼になっている。それが一番失敗する確率が低いし、評論家タイプの人が、頭で考えたとうりに物事が進む確率が高いからだろう。

だけど、それは戦国時代に狭い日本という領土の中で縄張り争いをしていたのと同じで、全体としては市場が広がるわけではないから、一部の人が勝ち残るだけで、全体は疲労して衰弱していくだけだ。結果としてインフラ系のビジネスをしている組織が権勢を誇っているように見える。頭でっかちで評論家体質の理論的に優れた人が組織で権勢をふるい、新しいことにチャレンジする勇気のある人は虐げられる。

だけどそれで良いのだろうか?新しいことを生み出すにはどうしても無駄な事もしなくてはならない。だって良く分からないことをするのだから。でもそれをする勇気が無ければ大きな成長も得られない。そんなことは分かっているはずなのに、失敗することが怖いから取り組めない。今の組織内では、ちょっとでも失敗した人を引きづり下すのは簡単な作業だ。

いい加減マイナス思考にサヨナラしないと、日本はもう一度焼け野原になるまで復活できないように感じる。僕はもうすぐマーケッティングバブルが破裂して日本は焼け野原になってしまうのではないかと心配している。本質的な価値を生み出さない『マーケッティング』に過度に頼るのは間違っていると思うのだ。

昨今のメディアが、過度に視聴者を刺激し、『怖い、怖い!』を繰り返して視聴率を稼ごうとしているのもその例だ。もう多くの人は日本のメディアが報道機関としては機能していないことに気づいている。そのバブル崩壊も近いだろう。


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