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【ハリネズミのジレンマ】

パートナーが発達障害(ASD)で日頃から不満を抱えている人の中で、夫・彼氏がASD➕妻・彼女という組み合わせが多くその逆パターンは比較的稀というデータが出ているようです。


あるサイトを覗いてみると、そこにはパートナーについての悲痛な叫びとも取れる愚痴・不満・お悩み事のオンパレード。

夫がASDで結婚生活を数年(中には数十年)続けているが何度言っても改善される事は無く、憤りを抱えている人や結婚に向けて準備中だがこの先不安と別れの決意を固める人。カサンドラ症候群に陥っている人も多くそこに投稿されている悩みは私も見に覚えがある事ばかり…。

私だけじゃなかったんだ!前からこんなに苦しんでる人がいたのか!と気付かされる一方で、どれだけ前向きに捉えようとしても既に時間をかけて前に進もうとしてきた人達が「時間のムダだった」「身も心も擦り減らしボロボロになった」と自身の無力さを嘆いているのを見ると、一緒に医療機関へ行ったとて本人に自覚して貰う事が出来たとて何も変わらないのか…と。
ではこの先関係を続けていく意味があるのか…?と思えてきました。

勿論、ASDと診断されていなくてもグレーゾーンとしてその傾向がある人も含め本人も辛いのだと思います。なんで相手を怒らせてしまうのか、職場の人間関係や恋愛がうまくいかず関係が拗れてしまうのかよく理解出来ないまま、いつも自分ばかり責められる、そしてその事に傷付くという事を繰り返しているのかも知れません。

本当は誰も喧嘩なんかしたくない、穏やかに笑って過ごしたい、この人がいてくれて良かったとお互いそう思いたい。その為の話し合いが全く出来ず、説明しても分かって貰えず近づけば近づく程お互いを傷つけてしまう。

どんなに体の相性が良くても心で触れ合えないのは哀しい。

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