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シングルマザーたちが安心して自分のことを話せる場所を作りたい。
一方、シングルマザーが世の中にたくさんいるということは、同様にシングルファザー、また子どもと離婚した別居父も多いはず。
シングルファザー、別居父たちの離婚による精神的ケアも何らかの形でできないだろうか。また、養育費の負担や、離婚に対する考え方、捉え方をリフレーミングできる場所を作ることで、シングルファザーや別居父たちが次のパートナー探しに前向きになり、また次のステージで恋愛を、家庭生活を充実させることができないか。そんなことをずっと考えてきました。
きっと、シングルファザー、別居父の方が、相談する場所も少なく状況は悲惨なのではないか、と。

そんなことを解消できる場所として、女性の居場所・コミュニティとは別に、シングルファザーや別居父の居場所作りも進めたい。
そんなアイデアの輪郭が少しずつはっきりしてきた今、私の中でずっと拭い去ることができなかった一つのことがむくむくと湧き上がってきたのです。

それは、
離婚の際にお世話になった弁護士の先生に何か喜んでもらえることがしたい。
ということ。

1度目の離婚の際、私は揉めに揉めて3回の年越しをし、4年目に離婚が成立しました。その時支えてくださったのが調停、裁判と担当してくださった弁護士さんでした。
面会交流のあり方、子の福祉とはどういうことなのか、別居父との関わり方。精神が崩壊して、調停中に泣き崩れてしまうような私に文字通り誠心誠意、辛抱強く寄り添い続け、その時期を乗り越えさせてくださいました。
離婚成立後はずっとご無沙汰をしていたのですが、数年後、再婚が決まったことを機に再婚報告の連絡をしたところ、私が報告のメールをするほんの数日前にご逝去されたとのお返事が事務員さんから返ってきたのでした。
今は残った事務員たちで事務所の残務整理をしているところです、と。
どうかお別れのご挨拶に伺わせてくださいとお願いしたのですが、先生には身寄りもなくお墓も設けられないとのこと。

せめてあの時のお礼をと思ったまま叶わず、今に至っていました。

シングルマザーの居場所を、そしてシングルファザー、別居父の居場所を作るうちにお礼にはならないけど、先生に見てほしい、なってほしい夢があります。
それは、
シングルファザー、別居父の居場所・コミュニティの名誉顧問になっていただくということ。

お墓はないかもしれないけど、先生にはもうお会いできないけど、先生の繋がりの方にお会いしてお話をして「うん、しもちゃんならきっと嫌がりながらもいいって言ってくれると思うよ」と、そんなふうに先生を思い出しながら笑ってお話しできないかな、なんて思っていました。
だって、先生がいなかったら私は今みたいに離婚を乗り越えることができなかったから。先生がその時の私に寄り添って、私の未来まで見据えて懇々と話をしてくださったから、私は離婚の先をイメージすることができた。
夫だった、妻だった、という立場を切り離して今、純粋に息子たちにとっての最適を最優先できる父、母として付き合えているのは他でもない、先生の存在があったから。

そんな思いで今ほど、先生の未だ残るfacebookやブログを検索し、そして先生のご逝去がきっかけで繋がった同じく先生に助けられたご依頼者様のfacebookを見ていました。

すると、またしても悲しいニュース記事が目に止まってしまったのです。

先生のご逝去後にお会いし、私が不妊治療でお世話になった病院で体外受精の培養士をされていたことをのちになり知った方が、54歳の若さでバイク事故でご急逝されていたのです。

先生との思い出を語ることができる方までもうこの世にいらっしゃらないなんて。
Facebookも更新されないし、教えていただいたインスタも既読にならないし、もうSNSはされていないのかな、なんて思っていたけどまさかお亡くなりになっていたとは。

でも私には悲しみに浸っている時間はありません。
やらなきゃいけないことがある。
今しかできないことがある。
だから、進みます。

まとまりのない文章ですが、最後に。

下中先生、辻さん、どうか見ていてくださいね。
先生に、名誉顧問になっていただきますからね!

先生、体力落とさないように、天国で筋トレ脳トレしといてくださいね!
そして、ハワイのコナコーヒーまた淹れてくださいね。


「ライバルは行政」私の挑戦にサポートいただけると嬉しいです。有料だからこその女性支援ママ支援に役立たせていただきます。