「スキ」が来ること

今の私はどん底で、不安定で、少しの事で息が苦しくなって心が真っ黒になってしまう。いつだって頭をよぎるのは「死にたい」の四文字。

そんな中、生きていた証を残そうと、私は先日から「note」を始めることにした。

何もわからず、とにかく自分の気持ちを綴っていく。溢れる想いをただひたすらにキーボードに書きなぶって投稿していく。

そしてその時が来たのだ。

「スキのおしらせ」が届きました。

そう。「note」のお知らせ機能。

スマホに届いたその一文を目の当たりにして、私の胸はきゅうと張り裂けそうになった。

その一瞬がどれだけ長く感じただろう。その一文をどれだけの時間見つめ続けていただろう。

その一文が私にとっては「生きていて良いよ」と言われているように思えた。「君は必要だよ」と言ってくれているように思えた。

ありがとう…必要としてくれて。

ありがとう…生きる意味をくれて。

ありがとう…生きている価値をくれて。

ありがとう…ありとう…

私にはもう何もないと思っていた。

涙ももう出ないと思っていた。

死ぬことはいつだってできる。

今はもう少しだけ、生きてみようと思う…

星神侑兎