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ただの犬されど犬

私は犬を飼っている。
名前はココ。

そう、私のこのペンネームはこの犬から来ている。

もっと言えば、栗頭みたいなモヒカンのトイプードル、それが私の犬。
栗頭、そう、ペンネームの由来は、


うちの犬。

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イカすだろ?


自慢することはなにもない。

お手、もろくにできなけりゃ、
おかわりだってもちろんろくにできない。(自慢できることじゃないが。)
お手の反対の手出しときゃいいっしょ?くらいなもんだ。
ばーん!してごろん、なんて夢のまた夢。

壁紙はボロボロだし、
ソファーも破いた。
網戸も破いたし、
建具は傷まみれ。
家財破壊兵器といっても過言ではない。

トイプードルという生き物は
夏毛、冬毛みたいな換毛期がないから、毛が抜けない。
伸びて伸びて、ほっておけば羊になる。トリミングが欠かせない。
ほぼ毎月。

トリミング…
人間の美容院より値段は高い。


服なんて着せなくてもいいのに、
うっかり着せたものだから、着せてたほうが可愛いとなり、毎日洋服を着せる。
暑い夏も表面温度25度を保つ機能的ウエア…
買う。
買い。有無を言わさず買い。

人間の洋服より値段は高い。

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(家の風呂に入れたらこの有様さ)


添加物とかなんとか色々言われる世の中だから、
犬にもそれなりにいいものを食べさせたほうがいいかな?
と気を遣い始める。
そこで行き着いたのが1キロ2000円以上するドッグフード。

人間の主食(米)より値段が高い。


金のかかる生き物じゃ。


そのために働いてるといっても過言ではない。

健康な犬生を送るための定期的な受診。
フィラリア等の寄生虫や伝染病を防ぐ注射や投薬。
(動物には健康保険制度がないからね。獣医さん行くにしてもお金がかかるさ。)

もしも病気にかかった時の保険。


…積み重ねて積み重ねれば車買えるよ?



ただ、それ以上に、彼にはたくさんの
コトを与えてもらった。

帰ると必ず出迎えてくれる。
行くときもお見送りしてくれる。
泣いてる時は必ず寄り添い、
そして涙を拭ってくれる。
(熱烈キスとともに。)

病気になろうと、身体が動かなくなろうと、
そのせいで、やさぐれていようと変わらずに出迎え、慰め、そしてそばにいてくれる。

私のことを必要としてくれる。

淀みのない大きな黒い目でじーっと私を見つめてくれる。

呼べば振り向き、
用はないとわかると、
なーんだ、って顔して眠りにつく。

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喋らないし、私のいうことわかってるのかどうかわからないけど、
それでも、私たちはつながっている。
私のことを必要としてくれているし、
私は彼が必要だ。

父も母も、子供が産めないようになったわたしのことをわかっているのか、
彼を孫だと思っている。
猫可愛がりしている。
犬だけど。

家族であり良き親友であり、
時に恋人みたいで時に息子のようで…

自慢できること?
そんなものない。
お手も怪しいし、
ばーん!としたらパタって倒れるような一芸もない。

ただ、愛してる。それだけ。
そしてわたしも彼に愛されてる。と信じてる。

たかが犬。されど犬。
わたしにとっては自慢のかわいいかわいい子。それがココ。

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わたしは、神経難病と言われる、 若年性パーキンソン病にかかっています。 普段の生活を書いています。 みんなに障害について、難病について知ってほしいです。