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タンサァ~♪のタンサ脂肪酸ってそもそも何?

まずは『あの』CMの不思議について

たぶん問題はないので触れさせてもらいますが、綾瀬はるかさんが出ているタンサ脂肪酸のCM。

「いいもの見つけタンサ~♪」
「太りにくいを見つけタンサ~♪」
「アンサーはタンサ~♪」

直接、タンサ脂肪酸のことに触れる前に・・・、
分かりやすい同様の音、曲を聴かせ無意識にその商品を記憶してもらう効果を「ザイアンス(ザイオンス効果」と言います。
広告戦略としてよく取り入れられるものです。
今回のタンサ脂肪酸のCMも決して長いものではなく、ましてや商品の説明をしているわけでもない、インパクトと繰り返しで消費者に訴えている戦略だと思われます。

CMの話はいいとしてタンサ脂肪酸とは?

さて本題です。
そもそもタンサ脂肪酸なんて日常の生活では聞いたこともなければ、意識したことはないと思います。筆者も健康のこと特に食事のことを調べるまで知るすべはありませんでした。

まずは「脂肪酸」とは
』もしくは『
だと理解してくれればいいと思います。
一般的に料理で使う『アブラ』、あれ脂肪酸です。
サラダ油、牛脂、いま流行りのMCTオイルは全て脂肪酸に部類します。
では、タンサってなんだ?と言うと
漢字で『短鎖』と表記します。「短い鎖」と覚えてください。
では、何が短い鎖かと言うと脂肪酸は炭素の結びつきで作られています。
炭素の結びつきが鎖のようで、その炭素数によって脂肪酸の種類か決まります。
つまり、短鎖脂肪酸とは炭素の結びつきが短い脂肪酸のことを言います。
・・・だからどうしたですよね?
続けて説明します。
本当は飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸(一価、多価)も触れた方がいいのですが、そこは記事がぐちゃぐちゃになる自信しかないので省きます(笑)

短鎖脂肪酸はどのように摂取すればいいのか?

短鎖脂肪酸は普通直接食べたり飲んだりすることは難しいとされています。
理由としては
とても酸っぱい
からです。酢酸、酪酸などが短鎖脂肪酸に属していますが、
少量なら我慢すれば摂取できますが、健康のためにと多量に摂取することは無理でしょう。
なので料理で使うような油では使うことはできません。たぶん料理は全て酸っぱくなるでしょう・・・、食べれません。
では、どこで短鎖脂肪酸を摂取するのか?
どんな脂肪酸でも全般的に
大腸で吸収してカラダ全体に効果がある』と考えてください。
なので、大腸に届くということを意識しなくてはなりません。
他のヨーグルトなどの乳酸菌の広告でもよく「生きて腸まで届く」って
言うでしょ?あれです。ついでに市販されているヨーグルトは基本脂肪酸です。
なので、短鎖脂肪酸を飲めばいいというわけではないのです。
本当は直接、短鎖脂肪酸を摂取してもあまり効果がないと言われています。

グリコさんが出した商品はなぜ効果があると言われているかと言うと、
独自のビフィズス菌と水溶性食物繊維であるイヌリンを使い効果を高めているとされています。実際、有効性は確認されているようです。
グリコさんは短鎖脂肪酸を飲ませることを目的としているわけではなく、
飲んだことでの腸内環境を整えることを目的としています。
なので、本来あの商品の目的は

腸まで水溶性食物繊維とビフィズス菌を届け、腸内のタンサ脂肪酸を増やす

が正しいとらえ方です。
なので腸内環境を整えるという意味では良い商品だと思います。
では短鎖脂肪酸が増えることでの効果を説明します。

短鎖脂肪酸が増えるとカラダにどのような影響があるのか?

  1. 腸内環境を整える

  2. 腸内のバリア機能の効果を高める

短鎖脂肪酸単体で考えると大きな影響はこの2つだと思います。

基本、短鎖脂肪酸は腸内の善玉菌で生成されます。
生成された短鎖脂肪酸は腸内を弱酸性に導くため、腸内の悪玉菌を抑制する効果があります。結果、腸内環境が整えられるとされています。
また、免疫機能を高める効果もあるとされています。
また、短鎖脂肪酸は腸内のバリア機能を高めるための粘液を生成する役割があります。そのバリア機能は腸内の細菌などを体内へ侵入することを防いでくれます。

短鎖脂肪酸を増やす方法

短鎖脂肪酸の効果や影響について説明をしてきましたが、いざ短鎖脂肪酸を増やそうとした場合、グリコさんのタンサ脂肪酸以外での方法を知らない方が多いと思います。
ですので、ここからは実際短鎖脂肪酸を増やす方法を書いていきます。

上記のように短鎖脂肪酸は腸内で生成されるもので、本来は直接摂取するものではありません。
グリコさんの商品のように善玉菌のエサとなり分解される際に生成されるのが一般的です。
では善玉菌のエサはというと

・難消化性食物繊維
・フラクトオリゴ糖
・ビフィズス菌

の3つ。
難消化性デキストリンというものもありますが、デキストリンはあくまで人工的な食物繊維なのでイヌリンなどのような天然の食物から摂取することが望ましいでしょう。
イヌリンはよく使う食材にはごぼうや玉ねぎ、ニンニクに多く含まれています。
フラクトオリゴ糖も腸内の善玉菌のエサとなります。
砂糖や乳糖、でんぷんが成分なのでカラダには問題はありませんが、これも実は難消化性物質なので多く摂取するとお腹がくだる原因になってしまいます。
ビフィズス菌は摂取しても良いのですが、これも本来腸内にある菌です。
そしてそのビフィズス菌のエサは食物繊維とオリゴ糖です。
なのでうえの2つを意識して摂取すればよいと思います。
ビフィズス菌は非常に胃酸に弱い菌です。効果がないわけではありませんがビフィズス菌入りのヨーグルトを摂取するよりはビフィズス菌のエサとなる食餅繊維とオリゴ糖を摂取したほうが腸内のビフィズス菌を増やすという意味でもよいでしょう。

結果として短鎖脂肪酸を増やすには食物繊維とオリゴ糖を適切に摂取して、腸内の短鎖脂肪酸を増やしていくことが最適解だと考えられます。
個人的にはヨーグルトなどの直接口から摂取する乳酸菌、ビフィズス菌はあまり効果がなく、効果が出るにもかなりの時間を要すると思います。

まとめ

今回は短鎖脂肪酸について記事にしてみました。
著者は以前から腸内環境のことを考え、ごぼうを意識して摂取していた為か太りずらいカラダになっていると思います。
カラダの中は実際見えるものではないので意識的に改善していけるような手助けを出来たらと考えています。

また、こんな記事を書いていきますのでよろしくお願いします。

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