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気づいたらちょっと立ち止まって空を見ることもできなくなってた

人工的な涼しさの中にずっといたらなんだか気持ち悪くなってしまったから、公園に行って外の空気を吸いながらゆっくりしていた。

人が集うステキな場所だった。お年寄り、小さい子供、ランニングに励む少年、ウォーキングをする夫婦など、色んな人が色んな時間に訪れてきた。

入れ替わりですれ違う人もいたし、出会う人もいた。

天気はコロコロ変わった。雲の動きは速かった。

でも、人の動きの方がずっと速かった。空を見る人など、私の他にいなかった。空を背景に人々を見ると、皆自分の手元や半径数メートルに視界が制限されているかのようだった。

人間は自然からどんどん離れようとしている。その不自然さに気づくには、生命力とちょっとの勇気が必要だ。

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