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簿記勉強法

私が日商簿記検定や会計士試験の勉強をしていたときに実践した方法を紹介します。

会計理論とは別に、簿記それ自体は技術です。アウトプット中心の勉強が絶対的に効果があります。その際、ミスノートを作成し活用すると、より早く得点アップにつながります。

ミスノートの作り方は、①いつ(日付)、②どこで(分野)、③何を、④どのように 間違ったのか、簡潔な要旨を残すつもりで作るといいと思います。②については、個別論点の中のどの場面かを記載します。例えば、減価償却費の計算を間違った場合は、②「減価償却の月割計算を間違えた」、④「資料の参照箇所の見間違い」のように記載します。④を記載するとき、ミスの原因を追究するつもりで書くといいです。会計基準の認識間違いが判明したのなら、「基準上は○○のように決まっているのに、△△であると勘違いしていた」など。さらに、なぜそう勘違いしていたのか深堀りしていくと、会計理論自体の理解も深まると思います。単純なケアレスミスもどんなケアレスが生じたのか記載します。

大事なことは、どんなに恥ずかしいミスも適正に記載することです。ミスの隠蔽や矮小化、正当化は自分に対する重罪です。点数を稼ぐために、合格するために、つまらないプライドは捨てるべきです。

総合問題であれば、絡み合った論点を分析、分解して個別論点に落とし込みます。それが各論の理解にもつながります。絡み合った設問を丁寧に分解、分類する作業によってより理解が進みますし、設問がどのように作られているか知ることになります。

ミスノートを作る際、私が受験した当時は紙のノートを使いましたが、今時ならスマホアプリを使った方が断然いいです。アプリもわざわざ有料で購入せず、Google keepで十分です。

Google keepのチェックボックス形式でミスの要旨を入力し、日時を設定して通知機能を利用すれば、希望するタイミングで復習するのに便利です。


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