私だけじゃなかった
先日の休日は短大時代のクラスメイト二人と飲み会だった。たった2年で卒業できる短大を1年で中退した私と変わらず仲良くしてくれている長い付き合いの友達だ。
会う頻度は多くないが、会ったときは濃度の高い時間を過ごすことが多い。先日の飲み会もその例外ではなく、短大当時のそれぞれの家族の悩みを10年以上経った今、初めて語ること聞くこととなった。
私は世間知らずで自分のことばかりだった。
「苦しんでいるのは私だけ」
そんな風に思っていた部分があったのかも知れない。みんなそれぞれに、人知れず悩んでいたことがあったのだ。それも誰にも話せず、一人で抱えこんでいた。
「こうやって言えるようになったってことは大人になったんだよ」
と友達は言った。
悩んでいる渦中をようやく抜け出し、徐々に人に開けるようになったから話せているようになった。
「でもうちら生きてるから偉いよね!」
そう言って笑う友達がいてくれてよかった。
境界性パーソナリティ障害も、摂食障害も「完治」は難しいと言われている。
長い闘いにはなるが、今のことも穏やかに話せる日がくる。そう信じたい。
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