短歌集『このよにひとがいる』
短歌を書いてみたのでよければ見てみてください
好きとか愛とか面白いとかよりもっと大きい概念であなたやあなたがたを捉えてる
太陽や海や宇宙みたいなそんな心の状態はなんと言うのでしょうかとGoogleに問いたい
太陽みたいに眩しい大きなラメを乗せたらかわいくなれますかあの子みたいに
好きな人にかわいいと言ってもらえますか心から
どうして私はこんなに不器用なんだろう前髪も棒みたいでさ
あのこみたいになれない
顔の下半分を忘れることがきみとわたしを守るためにしてること
風をあつめてを知らないきみと髪乱しながら歌う夏
わたしをわかるきみがいとおしくきみがわからぬわたしがにくく
いやもたのしいもくるしいもしねもいきろもうれしいも自分を肯定できるのがここしかなかった
サンボマスターが歌を唄うそれも立派な生きる理由
この世には死にたいコンテンツが少なすぎるよないきていく音楽が多すぎるよな
時なんてない世界になってきたな時があるのはこの身体だけで
正しい正しくないの存在しない世界は舞台の上しかないとさえ思える
深海を泳いでるなか偶然つかんだものに流されるそんなふうに生きるんだろう明日からも
触れたくて触れられなくて振られたくない自分を慰めたい
君の笑顔を形容する言葉が思いつかなくてただカメラの音を鳴らす僕
グァ グァー グ