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自分で幸せになる

堀江貴文さんの『多動力』を読んだ後のしばらくの間、いつものように「ホリエモンフィーバー状態」(堀江さん関連の記事をネットサーフィンしまくる現象)に陥っていたら、ライブドアの元広報担当乙部綾子さんに関する古い記事に行き着いて、彼女は芸能人でないのに当時は色々と書かれていた有名人なんだなと改めて思った。

Wikipediaの乙部綾子さんのページ(一般の人でページがあるのがすごい)に、結婚の際のエピソードが載っているが、その彼女のすごいセリフが以下の通りだ:

「別にあなたにこだわっているわけではない。自分は誰が相手でも幸せになれる自信がある。私モテないわけじゃないから」

そう言って、夫となった男性に結婚の決意を促したという。(出典: AERA 2009年7月6日号)

こう言われて「何だこの女は」と思う人もいるだろうが、逆に結婚したくなったご主人の気持ちも分かるような気がした。

「自分ひとりで幸せでいられること」というのは重要だなと思う。

あなたに幸せにしてもらうとか、私があなたを幸せにしてあげる、とかではなく、お互いに勝手に幸せな者同士がたまたま一緒に暮らしている、というのが理想的だと思う。

自分のことは自分でしか幸せにできない。
幸せを感じるポイントは自分にしか分からないからだ。

裕福な人は家族に金銭面の幸せを与えることはできるかもしれないが、相手が人生において幸せかどうかは、本人にしか分からないのだ。

だから、「誰が相手でも幸せになれる」と宣言したこの人のことは、随分頼もしく思えただろうし、「幸せかどうかを常に心配してあげなくちゃいけない」女性よりは手がかからなそうで安心したことだろうと思う。

女性の人生は男性次第、のように思われていた時代もあったが、もしかしたら今でもその傾向はあるかもしれないが、相手の懐具合や性格の良し悪しで自分の人生の幸不幸まで左右されるものではない。

どんな状況でも条件でも、「誰かに何かをしてもらう」「もらわない」に左右されず、自分ができることの範囲の中で幸せを感じられるような生活を送りたいと思う。

乙部さんのようなセリフは私には絶対言えないけれど(笑)。

#エッセイ #コラム

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