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読書日記#33 胃痛の日々 2024.6.16~6.17

退職して転職して退職して転職して、今の会社にしばらく潜るつもり、、、なので退職読書日記改めただの読書日記になった。

6月16日(日)
夜中に大雨が降るも、朝にはやんで、昼間は晴れ。暑い。
今日は遠出して子供をアスレチックに連れて行く予定だったが、昨日約束の宿題を終わらせなかったことと、午前中は天気も不安定だったことからお出かけはまた今度、となる。

7時に起きて、布団にくるまったまま最近はまっている動画を見て、ベッドでできるピラティスをしてから布団から出る。

昨日は元気に食べ飲みしていたハツラツな胃だったが、今朝になってまた痛みと不快感。空腹で目覚めたのに朝ごはんを食べたら胃が痛くなった。10日も続くと不安にもなってくる。胃もたれから始まり、しかし安静にすることなく飲み会で飲みすぎ、転職のストレスもあり、仕方がないのか。。。薬は飲んでいなかったので、今日は市販薬を買ってみようと思う。

子どもを「アスレチックはいけないけど宿題終わったら近場にお出かけしようか」と誘うと「行く!」と威勢はいいがまったく宿題も支度もしない。しばらく様子を見る。

家事の合間に谷崎の「神童」や、佳多山大地「新本格ミステリを識るための100冊 令和のためのミステリブックガイド」をパラパラと読む。

最近たまたま立て続けに公務員時代の後輩や地元の友人から推理小説についてのLINEがきて、やっぱりいいよねー!と、すっかり夏はミステリでしょ!気分になっているのだ。このブックガイドはこれまで通読はせずに気になるところだけまさにガイドとして読んでいたが、なんとなく通読したくなった。そろそろ一気に読み切りたい。そしてきっと読みたい本が増えて積読が増える。ここまでがセット。

この頃は摘まみ読みしてばかりで読了した本が全然ない。こんな節操ない贅沢な読書をするようになるとは、図書館も本屋も遠かった子供時代の自分に教えてあげたい。

家にある本を何度も何度もしゃぶるように読み、移動図書館で上限の7冊借りたポアロやホームズをあっという間に読んで切なくなっている、そこの青森の小さな女の子。大丈夫、あなたは数十年後に読書お大尽になってるよ。積読なんていう贅沢を恥ずかしげもなくして、ふらと目に付いた本を気散じに読むような奢侈な生活をできるようになる。ほんとうだよ。


一方、すでに近くの図書館で60冊も本を借りられる書籍質素を知らぬ贅沢娘は、ハミガキも着替えもせずに家中を散らかして遊んでいるだけで、何度声を掛けても無視するか暴言を吐くだけなので最終的にものすごい怒った。青森娘のルサンチマンが時を越えて炸裂。

別に出掛けなくてもいいけど、とにかくハミガキと着替えと宿題はしなさい!それから無視するな!!

娘はその後反省して(私も怒り過ぎて反省)、仕切り直して宿題と身支度。お昼過ぎに隣町の図書館&博物館まで自転車で赴く。娘も自分の自転車で行きたいというので私は見守り併走。途中にドラッグストアで漢方の胃薬を買う。ストレス性である自信があったので半夏瀉心湯をチョイス。漢方は素人が合うものを選ぶのは難しいとわかっているが物は試しである。

図書館と博物館が一体となった施設に到着。外がものすごく暑い。駆け込むように室内へ。公共の建物は冷房がきつくなくて有難い。ちょうどいい温度でほっとする。

まずは博物館、というか地域資料館のようなところへ。こういうところでは娘とあーだこーだツッコミながら見るのが楽しい。縄文人の人形にアテレコしたり、昔の食べ物をじっくりみておいしそうだと言い合う。

図書館に移動して、私は作業スペースで仕事。娘は児童書エリアで読書。1~2時間いたと思う。私の作業はボチボチ進む。まだ明るいうちに帰る。途中またドラッグストアに寄り、娘の熱中症対策グッズなどをちょっと買い物をする。

17時頃帰宅。夫はランニングに出て不在だった。近所の自治会の人が夏のおまつり協力費を集金に来たのでわずかばかり寄付する。

それから胃の不調に効きそうなねじりポーズ多めのヨガとちょっと筋トレ。娘が自宅カフェを開業して、メニュー表を渡してくれる。「サクッとチョコクッキーと麦茶のセット」「柿ピーとビールのセット」などがあった。実のところ胃が痛いからどっちもいらないが、娘があんまりかわいかったのでクッキーのセットをオーダー。

夫が帰宅したので娘とお風呂に入ってもらう。私はあとから一人で入る。夕飯は一昨日のカレーの残り。どうも胃が痛いので、せめてごはんではなくカレーうどんにして卵もまぜて刺激を中和した。子どもと夫はもりもりごはんを食べていた。私はちゅるちゅる食べて、胃のツボにお灸して、早めに寝た。

6月17日(月)
一週間始まり。起き抜けは胃が重くて気持ち悪く、早起きできない。ギリギリの6時半起床。寝坊生活がずっと続いているから、最近は夫が朝ごはんを作ってくれている、申し訳ない、有難い。のっそりとリビングに向かう。

今日は朝イチで通学路の旗振り当番。黄色の反射タスキをかけて同じく黄色い旗を持って通学路の交差点に立ち、見守るアレである。児童たちの登校時間より早くポジションにつかなくてはいけないので、娘には私と一緒にいつもより早く家を出てもらい、登校班の待ち合わせ場所でみんなを待っていて欲しい、、のだがもちろんそんなときに限って機嫌が悪いのが我が娘である。

胃が痛いので私もテキパキ動けず、娘の支度を十分でに手伝えずにタイムアウト。私は当番の場所へ。間に合わなかった娘の支度は夫が仕事に遅刻して手伝うことになった。

朝7時40分の時点で極暑!!!!日傘なんてもちろん使用禁止なので(雨の日も傘は使用禁止なのでカッパ装着)、帽子を目深にかぶっておく。汗だくになるのが目に見えている。そのまま出勤するのが嫌で、あえて化粧もせず日焼け止めだけ塗って部屋着に毛がちょろっと生えたような恰好で持ち場に立つ。反射タスキが朝の太陽光をビカビカにはね返している。

登校児童が全員通り過ぎるまで持ち場で旗を振り続ける。我が娘が元気に登校する姿も目視し、一安心。撤収後、急ぎ家に戻り、汗に濡れた服を脱ぎ捨てて身支度と家事。

胃痛に加えて貧血のような眩暈もあるので、5分だけ横になる。夫は今日は休むことにしたらしい。今日はもともと私が飲み会で(この状態で!)、以前から時間休を使って早く帰って来てもらうようお願いしていたのだが、娘のフォローで遅刻もして、その上早退もするなら出勤するのだるいな、となったらしい(通勤2時間である)。

夫は今日、珍しく仕事が忙しくないらしく、上司も快く許可してくれたらしい。一日のんびりすることとしたようだ。とはいえ、リモートでできる仕事はするらしく、夫は朝のうちにさっさとコメダに出勤していった。私は胃痛と眩暈のまま仕事へ。夫が準備してくれた朝ごはんのトーストが一口も喉を通らず、手でちぎって弁当箱に詰めて職場に持って行った。

今日は職場の歓送迎会である。一応私も新しく入社した身として参加することに。皆様へ挨拶して、なんとか名前を覚える機会にしたい。心理的距離も縮めて仕事もしやすくなればいいなという魂胆である。

出勤後、覚えたての仕事をのろのろと進める。冷房直下で首と足首がやたらと冷える。入社関係の手続きがまだ残っていて、そちらもちょこちょこ進める。昼ご飯は固くなった朝のトースト。あんまりに固いからダメ押しで胃に悪そうだ。でも食べないとどんどんふらふらしてくるからな。。と水筒に入れてきた白湯で流し込む。

午後も頑張って頑張って仕事~。冷えが耐えがたく、足首と首にカイロを貼った。むき出しの白いカイロ。私は冷え性のため、年中カイロを持ち歩いているのだ。

冷房から逃げるように退社。歓送迎会まで時間があるので一旦へ娘を学童お迎えに行ってから帰宅。家に入ると夫がすでに自宅でごろごろしていた。j感あるなら学童迎えに行ってくれよ。。そしたら私はちょっと残業でもして、会社から直接飲み会行けただろうが、、、と思う。が、行かせてくれるだけありがたいか、と思い直す。

子どものランドセルの整理と明日の準備、連絡帳の確認と宿題のフォローをし、ふたたび外出。電車にのって飲み会へ。車内ではまだ読んでいる大谷崎先生の「神童」の文字を追う。谷崎の文章をゆっくりゆっくり読むのは妙に贅沢な気持ちで、いつまでも終わらなくてもいいとすら思う。家に積読している「台所太平記」も読みたいし、細雪もまた再読したい。私は文学史における谷崎の偉業も文学的価値もいまいちわかっていないし、読んでいる作品も多くないが、読むたびにいいなーと思う。

今日は飲み会で会話泥棒をしないぞ、と心に決める。会話泥棒とは相手の話を「わかります!私も~」とか「そうですよね。それでいったら私も…」とボールを奪って自分の話題を話し始めることで、これをあまり親しくない間柄の飲み会でやるのはタブー!と自分に戒めている。

友人同士ならお互い様だからある程度はいいと思うんだけど。(そうはいってもやりすぎないように気を付ける、けど話し過ぎちゃうことがあってそのときはあとから自己嫌悪になる)

会話泥棒しちゃうと、「あ、この人自分の話聞いてないよな?」ってなるだろうし、とはいえ、タイミングを見て自己開示もしないと溶け込めないので、受け身になり過ぎないようにもして…。

私は自分で言うのもなんだがコミュニケーション能力は高い方だと思うが、これは天性の人懐こさとか、持ち前の性格の明るさによるものではなく、経験と戒めで後天的に身に着けたものだ。計算して、努力して得たもの。

で、飲み会はというと、新しい場所、新しい人間関係のなかに私はいるんだな、とはっきりと思い知らされた時間だった。みんないい人たちで、働きやすい職場だし、飲み会でいろんな人によろしくお願いしますと挨拶もできた。顔も覚えてもらえたはず。

参加してよかったと思ったけど、ここはまだ私の居場所ではないんだなぁ、としみじみ突き付けられた感じ。そもそも「自分の居場所」なんてことを意識することはなんいんだけど、アウェイな感じをすごく感じて、それは自分のせいなんだろうなと自覚もしたのだ。

みんな、ここで何年も働いてきた方々。自分の会社を「うちはさぁ」と呼ぶ。「うち」の常識とルールが骨の髄まで染みこんでいる。

そんななかで私は、まだ入社して日が浅いというだけでなく、まだ18年働いていたあの公務員組織を「うち」だと思う感覚が抜けていないのだった。これは、明らかに私の良くない感覚だとわかっている。いつまで自分があの組織の人間だと思っているの?まっさらな気持ちで一からここで学ばせてもらう謙虚さが足りないじゃないの?

自分の心持ちが信じられなくもなるのだった。

胃も痛いけど緊張和らげたいので、お酒をゆっくりペースで少し飲んだ。

いろいろ思うことはありつつも、様々なお話を楽しく聞いて、二次会に向かう若者たちと別れて帰路へ。電車が止まっていて大混雑のホームで30分近く待ちぼうけ。でもそのおかげで途中まで電車が一緒の先輩といろいろお話もできたし、結果よかった。

深夜もやってる某ペンギンのお店に寄って、子供のお土産にいちご新聞を買う。ついでに化粧品も物色してビタミンCの美容液を適当に買った。静かに帰宅して、お風呂入ってお灸して寝た。

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