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喋れなくなったひよぽんと

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ひよぽんが退院してきてからの気持ちを書いています
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#装具

入院中のショックな別れ

ひよぽんが回復期リハビリテーションを受けていたころ 担当してくれた理学療法士さんがいたそうです 若くて熱意のある先生 ひよぽんを歩けるようにしてくれた 入院当初ひよぽんは 持参した靴を使って歩く練習をしていて 理学療法士の先生は絶えず叱咤激励し ひよぽんが歩くことも 「ひよぽんさんなら出来る、頑張ろう」 と勇気付けてくれたようでした でも私はその先生を知りません ひよぽんの入院中に退職してしまったのです 5ヶ月面倒を見てくれた先生に代わって担当してくれた先生は ひよぽん

退院から1週間経って

毎日話が噛み合わず口論し消耗しています 歩けるし、歩くから、車椅子は要らないと言っていたのに 数歩歩くのがやっとになり用意した車椅子 狭い家で、車椅子ではトイレに行けないのです たちまち今度は、尿器が必要になりました 入院中に用意した装具と靴 「迷ったんですけどやっぱりあった方がいいと思います」と理学療法士さんが言って 車椅子に乗ったら、歩かないのに装具も靴も面倒なようで 部屋の隅に現在は置き去り ひよぽん、ほぼベッドの上です 食事もそこでしたがる 夕食の時に車椅子に