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「マイベストドラゴンボールゲーム」を決めよう

先日の鳥山明先生の訃報は正直こたえた。著名人の訃報の中でも今までで1番ショックだったかもしれない。
SNSのタイムラインは世界中悲しみに包まれていたし、自分の投稿も取っ散らかっていた。2日経った今投稿を見返した限り、当日の心情はそうだったのだろうと思う。

『ドラゴンボール(漫画/アニメ)』も『ドラゴンクエスト』シリーズも長らく楽しませてもらった身としては、先生の冥福を祈るしかないのだが、ゲームの記事をまとめるココでできる事は何だろう?と考えた結果、このタイミングで「マイベストドラゴンボールゲームを決めよう」と思うに至った。

ドラゴンボールはファミコンの黎明期から数多くの作品がリリースされていて、自分もそれなりに遊んできた。自分のドラゴンボールゲーム史を棚卸しつつ、ゲームの面からも世界中を笑顔にし続けた鳥山先生の功績を称える事で、筆者からの手向けとしたい。

<筆者のドラゴンボール歴>
・原作は全巻熟読済み
・アニメもほぼ全編鑑賞済み(ドラゴンボールZ・GT含む)
・プレイ済みのドラゴンボールのゲームは14作

以下は自分が遊んだ事のあるドラゴンボールのゲーム。その中でもいくつかピックアップして簡単に選評をまとめていく。
(◎:クリア済み、〇:プレイ済み/未クリア)

〇 ドラゴンボール 神龍の謎(FC)
ドラゴンボールのゲーム第1弾。漫画原作にちなんだアクションゲーム。なのだが、当時の水準から見てもかなり粗削り。大飯喰らいですぐ腹が減る孫悟空の設定を忠実にゲームに落とし込んだ結果、減り続ける体力のリソース管理が非常に厳しいゲームとなった。特に武術大会の後が厳しく、結局コンペイ塔をクリアする事は叶わなかった。このゲームを遊ぶと、アクションゲームはタイムと体力を分けた方が良いという事がよく分かる。

◎ドラゴンボール 大魔王復活(FC)
今でもリメイクを待ち望むほどに画期的なシステムが楽しい。カードゲームのリソース管理、ボードゲームのようなステージ構成、やけに難しいアドベンチャーパートが融合し、オリジナリティあふれる作品に仕上がった。コマ割りを意識したような戦闘パートも臨場感があって良好。システムへのテコ入れがなされつつ、以後のシリーズにも受け継がれている、基盤となった作品。

◎ドラゴンボール3 悟空伝(FC)
前作『大魔王復活』で理不尽気味だったアドベンチャーパートがなりを潜め、その他のシステムは順当に正常進化した続編。ちなみに、ドラゴンボールZ前までの原作にかなり忠実なストーリー展開になっているのが特長。原作再現度で言えば数多のドラゴンボールゲーの中でも指折りではないかと思う。

◎ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!(FC)
◎ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間(FC)

◎ドラゴンボールZ 超武闘伝(SFC)
格ゲーブームに乗っかる形でリリースされた『超武闘伝』。ゲームバランスや知名度、操作感は2を推す声が多いと思うけれど、空中戦や広いフィールド、必殺技システム等の野心的なチャレンジは1作目から組み込まれていた。セルゲームのミスターサタン vs. セルが再現されているのもポイントが高い。

◎ドラゴンボールZ 超武闘伝2(SFC)
◎ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22(PS)

◎ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー(GBA)
ドラゴンボールの少年時代にフォーカスしたアクションゲーム。2Dアクションゲームながら、ドラゴンボール感を味わえる小気味よい操作感とコンボ攻撃、必殺技など、遊びこむほどに手に馴染む操作感が非常に楽しい。2周目に開放されるクリリン、更に隠しコマンドを入力する事で殆どの敵キャラをも操作して遊ぶ事ができるなど、プレイヤーを楽しませようという心遣いが嬉しい。非常に高い水準でまとまったアクションゲーム。

〇ドラゴンボールZ3(PS2)
◎ドラゴンボール改 サイヤ人来襲(DS)
ドラゴンボールのベジータ戦までを描いた2DRPG。ドラゴンボールゲーでオーソドックスなRPGは珍しいので戸惑った。ゲームとしては良い感じにまとまっていて、原作を追体験しながら楽しめた。裏ボスがぶっ飛んでるのはご愛嬌。

◎ドラゴンボール 天下一大冒険(Wii)
◎ドラゴンボールZ 超究極武闘伝(3DS)

◎ドラゴンボール ファイターズ(PS4)
ドラゴンボールの対戦格闘ゲームとしては一つの到達点。ゲーム自体はかなりテクニカルな操作を必要とするせわしないゲームではあるけれど、原作のビジュアルや演出を極限まで再現しつつ、格ゲーとしての完成度も両立した。製作陣の心意気を強く感じる作品。

筆者が遊んだドラゴンボールゲームは以上。
2024年3月時点のマイベストドラゴンボールゲームは、
『ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー』
としたい。
(次点は『ドラゴンボール 大魔王復活』『ドラゴンボール 超武闘伝』


今後、マイベストを塗り替えてくれる作品が生まれる事を祈りつつ、偉大なる漫画家、否、偉大なる無形文化財の冥福を祈りたい。

作品は作者よりも長生きしてくれるという事実が
今後の心の支えになってくれる。
鳥山先生、ありがとうございました。

今回の記事は以上。次回もよろしくお願いします。


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