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京都・奈良巡り 3日目

今回の京都旅の目的は…そう、家人のマラソン!旅行の3日目は京都マラソンの当日です。ある時からマラソン好きの家人の応援をぴたりと辞めた私。だってね、マラソンが好きでもない人間には大変なんだもの。応援するのって。

地下鉄以外の交通機関が規制される中、ごった返すマラソン参加者にもまれつつスタート地点に行き、スタートまでぼーっと待ち(家人はタイムが大したことないので、スタートの順番が遅いのです)、スタートしたらしたでゴールまでの中途半端な時間をどう過ごすのかって話ですよ。しかもいつゴールするか分かんないし。天候は暑かったり寒かったり。とにかくちっとも楽しくない。ということで、勝手に頑張ってもらうことに決めたのです。(しかしマラソン開催地にはついていく笑)

この日も私が健やかに寝ている間に、家人出発。ゆっくり寝過ごして、ホテルのカフェでブランチ。大きなウィンドウから京都の街を行き過ぎる人を眺めやり、聞くともなしに聞こえてくる柔らかい京都弁のおしゃべりが耳に心地よくついつい長居。

さていよいよ楽しい自由時間です。まず以前から行きたかったアンティーク着物ショップ「やゝ」さんへ、てくてく歩いて行きました。お店は憧れの京都の町屋に入っていました。中庭を挟んだ作りです。仄暗い店内に昭和初期から最近のものまで着物や帯、帯留めやバッグが並んでいます。売り物ではないアンティークの置き物にも、店主さんのセンスが滲み出ています。

今回の旅、全然写真撮ってないのでネットから。

そこにはとても気のいい店員さんがいらっしゃいました。五十肩でまだ手が上がらない私に、「着物は、また着付けができるようになってから購入したほうがいいですよ!」と朗らかに言い、自分も腰をいわしてしまった時に着物が着られなかったけど、また楽しめるようになりましたから、と慰めてくれました。(関西弁ではぎっくりのこと「いわす」っていうんですね!)礼装用の帯締めと格子の三分紐を買いました。あー楽しかった。

そのあとは、これもまた久しぶりの知恩院。やっぱり素晴らしい。梅が咲いて良い香りを漂わせていました。知らなかったけど、こちらのお寺、宿泊もできるんですね!一度、こんな歴史ある建物に泊まってみたいものです。

京都はちょうど梅の季節だったんですよー

さて、古書店や甘いもの屋さんへ、寄り道しつつホテルに着く頃、無事に走り終わり軽く歩き方のおかしい家人が帰って参りました。京都の有名(らしい)コーヒー店「トリビュートコーヒー」にて、お疲れ様の一杯。京都は人気店はどこも激混みで行列に並ばないと入れないことが多かったのですが、ここは路面店じゃなかったせいかすんなり入れました。

夜は私が予約した先斗町にある鴨川沿いの和食屋さん。創業75年。川を眺めながらご飯を食べられるお店です。期待して行ったのですが、んー、いまいち!建物は昔ながらの作りで、京風情満載なんですよ。その素敵な建物のトイレや廊下に造花を飾るのはいかがなものか?床の間にちゃんと生花をいけてほしい。建物が泣く、これでは。。。という感じでした。お味もこの内装に見合ったものでがっかり。川床で有名なお店らしいのですが、冬は手抜くのかな?旅行中一度ぐらいはハズレもありますよね。

それにしても、フルマラソンを走っているのにたった一人の妻も応援に行かず、妻が予約した夜ご飯はいまいち。今更ですが謝っておこう。家人よ、すまぬ。


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