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今、香川の島と未来を考える展イベントレポートvol.2

こんにちは!co-ba takamatsu学生インターンの中村です♪
今回は、7月17日に開催された、「今、香川の島と未来を考える展」のイベントレポートの第2弾をお届けします。

第1部についてはこちらの記事をご覧ください。


今回は第2部をメインにご紹介していきます!
それでは、スタート♪

第2部

第2部では、女木島、男木島、豊島、粟島からゲストをお呼びしてお話を伺いました!

島展投影資料 (8)

第2部ゲスト1人目は目加田怜美さん。
女木島での廃屋の問題や、コロナ禍での島の様子について詳しくお話ししてくださいました。

島展投影資料 (9)

第2部ゲスト2人目は額賀順子さん。
島で住むことが仕事の個性に繋がっているというお話しがとても印象的でした。

島展投影資料 (10)

第2部ゲスト3人目は菊池優里さんです。
菊池さんの写真はどれも温かくて豊島への愛が伝わってきました。

島展投影資料 (11)

第2部ゲスト4人目は平木利明さんです。
ウミホタルの話や、人口減少が深刻化している話など、島の中と外の両方の目線から、粟島について話してくださりました。

第1部、第2部ではゲストが撮った写真の中からお気に入りの3枚を解説してもらい、そのあと島についてのトークセッションが行われるという流れです。

お気に入りの3枚の中でも私の印象に残ったものを厳選してご紹介します♪

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1枚目は目加田さん撮影の「島のレディたちによる万華鏡づくり」
女木島では、新型コロナウイルスの影響で長い間集まりが制限されていました。
ワクチン接種も進み、だんだん小さい集まりは開催できるようになっているそうです。
ご高齢で1人暮らしの方が多い女木島では、このようなイベントがとても大切です。集まりがなかったときの島の方々はどれほど孤独だったことでしょう。
この写真では島の方々の生き生きとした姿が見えて、とても印象に残りました。

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2枚目は額賀さん撮影の「男木島の集落の写真」
この写真は高松港から女木島と男木島を結ぶフェリー「めおん」のデッキから撮影されています。うろこ状に連なる家や手前に見える大きなタコ壺、元気に遊ぶ子どもたちの写真など、男木島の魅力がたくさん詰まった1枚です。
「島の人口を増やすためには、移住を促進するだけでなく今いる住民の生活を守ることが大事」と仰っていた額賀さん。歳を重ねるに連れて、島での生活が難しくなり、ずっと住んでいた男木島を離れる方もいるそう。そんな方がずっと男木島で住み続けられるように、島の若者たちが送迎などのお手伝いをしているんだと教えてくれました。
私は今まで人口を増やすための方法として、移住者を増やすことしか考えてきていませんでしたが、元から住んでいる方々の生活を守り、島の外へ流出させないこともとても大事な事だと気付きました。

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3枚目は菊池さん撮影の「”与える”を見つめなおす」
たくさんのお花が咲いている空き地に座っているおばあちゃんを見かけて、「お花可愛いね」と話しかけた菊池さん。全ておばあちゃんが育てていて、お花を好きなだけ分けてもらえることに。この写真はお花を見せてくれているおばあちゃんの写真です。

「分けてもらえるわたしが一番嬉しいはずなのに、『こんなお花も素敵でしょう!』とおばあちゃんの方がわくわくしていて、たくさんお話を聞かせてくれました。
いつまでもいつまでもお花を摘む手が止まらなくなってしまったので、『もう大丈夫だよ。持って帰れないよ。』とお伝えし、最終的に、視界が遮られるほどのお花を自転車の籠いっぱいにいただきました。

いただいたお花は飾りきれないので、一緒に働くお花好きのスタッフと分けたり、フォトウェディングの撮影に使用したり、嬉しいが伝染していく出来事となりました。

東京で暮らしていたときには、見ず知らずのその場でお会いした方から、何かをいただくというようなことはありませんでした。
島では関心を持つと、想像を超える量を快く分け与えてくれます。
そこには、嬉しいから、気分がよいからというシンプルな気持ちが感じられます。
豊島で暮らすことで、” 与える " ということについて見つめ直す機会をいただきました。」


イベント前の事前アンケートで、菊池さんはこのように答えてくれました。
私はこのお話を聞いて、とても心が温まりました。
嬉しいから、気分が良いからという純粋な理由で与えることってなかなかできません。自分が何かを与えることで、相手から何かを与えてもらえると思ったり、与えることに何かの意図が含まれていたりします。
与える方も与えられる方も両方嬉しいというシンプルな幸せが伝わってきて、とても良いなと思いました。

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4枚目は平木さん撮影の「なんちゃない島が自慢です」
この写真は一番島の外れにある京の浜というところで撮られました。ゆっくり落ちる夕日を眺めながら笑い話をする、とても素敵な時間が映し出されています。

いろんな観光スポットがあったり、お店があったりする島に比べて、粟島は「なんちゃない」。でもそんな「なんちゃない」島が今の時代は求められているんじゃないか。
粟島に来る時は、対岸にいろんな縛りや重荷は置いてきて、ゼロで粟島に来てください。と仰っていました。
以上、お気に入りの3枚を厳選して紹介しました!
みなさんのお気に入りは見つかりましたか??

続いては、第2部のトークセッションの様子をご紹介します!!
第2部のメインテーマは「あなたの島はコロナウイルスの影響をどのように受けていますか?」
どの島も何らかの影響は受けていて、その内容についてお話ししていただきました。
女木島でゲストハウスを営む目加田さんは、予約数は例年より少なく、直前予約が多いと仰っていました。
第2部のゲストは宿泊業や飲食店で働いている方が多く、観光客が少なくなったことによる影響が大きいとのこと。また、この時期に来るお客さんは県内の人が多いそうです。
そして、医療機関がなく、高齢者が多い粟島では、1人でも感染者を出すと大変なので、宿泊施設の営業を控える期間が長かったとのことでした。
どのゲストも、島では1人感染すると広がりやすいため、普段より慎重な行動や判断をするように気を付けていることが伝わってきました。

このテーマ以外にも、島に住んで良かったことや、コロナウイルスが終息したあと島に観光に来る方に一言、などをお話ししてもらいましたよ~!

ここで第2部は終了で、オンライン配信をご覧の方ともお別れです。

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第2部はゲスト全員がオンライン参加で進みました!

島展ゲストのみなさん、たくさんの素敵なお話をありがとうございました!!
第1部・第3部については次のnoteをご覧ください!

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