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新人の頃

介護士が利用者様に言われることで
パッと思いつきやすいのがこのふたつ。

まずは「これ何の薬?」
介護士をするようになって施設内で認めてもらえたと
思うことのひとつに服薬がある。やはり職員として
働きを認められていないと服薬には関わらせて
もらえないのだが、そこからもう一段階あって
今度は利用者様から新しく薬が追加されては
ないのに「これ何の薬?」と問われると
まだ信用されていないんだなと思う。

そりゃそうだ、顔馴染みになり信頼関係が暗黙に
成り立っていない人から薬を渡されてはいそうですかと
飲めるものではない。

もうひとつは「今日の夜勤だれ?」
これは新人の頃を抜けても聞く言葉にはなる。
人少ない夜勤帯の時間はその人となりもわかりやすい
ものがあって、個人的に好かれる好かれてないは多少
あるとしても大方の人から「じゃあ安心ね」とか、
「よかったあなたで」と言葉だけでなく表情からも
そう言ってもらえるのが分かるとどうにかちゃんと
やれているのかなとみてよいと思う。

ただしその分妙に忙しい。遠慮なくナースコールが
あったり他の職員には言わないでね的なお話しの
傾聴もあるから。

仕事にも人にも馴れて頭ではなく体で動けるように
なるまでは大変だったなと新人の頃を思い返す。


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