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恋愛ドラマであって、恋愛ドラマではなかった。

わたしの部屋には空調がない。夏は暑すぎるので別の部屋にいるんだけど、そこにはテレビがある。

だからわたしは夏の間だけ、テレビを観ることが多い。

で、今年も例に漏れず、7月スタートのドラマを途中から観はじめている。

今年見ているのはふたつ。

  • 「こっち向いてよ向井くん」

  • 「彼女たちの犯罪」

どっちも途中から観はじめたので、冒頭部分のストーリーはいまだによくわかっていない。
でもまあ、それでも観れちゃうよね。そして面白いよね。

今、このnoteは「こっち向いてよ向井くん」を観ながら書いている。

原作が漫画なのは知っていた。主演が赤楚くんなのも知っていた。でも、いわゆる普通の恋愛ドラマなんだと思ってた。

だから、はじめて観た週は「この中の誰かと誰かが付き合ったりするのかな」なんて、いかにも恋愛ドラマを見ています。みたいなつもりでいた。

観ているうちに、これ、違うな。と気がついて。
もちろん恋愛が主軸になっていて、紛れもなく恋愛ドラマなんだけど。

これは登場人物たちが悲喜こもごも恋愛をしている様を観察するタイプのものではない。

恋愛を真ん中に置きつつ、人と人との関係ってなんなんだろう。自分はこの世界をなんだと思ってるんだろう。
そんな、人の数だけ答えがある問いを考えながら、今日や明日を生きていく物語だ。

こんなふうに書いたらなんか重たいドラマだと思われるかな。全然そんなことないんだけども。
むしろ、向井くんのキャラがけっこうふわっとしているというか。
定まっていない、という意味ではなくて、人柄がふわりとしているような。そういう感じ。

愛嬌があるっていったらいいのかな。
向井くん、そういうとこだぞ! みたいなツッコミどころがあるというか。

来週が最終回みたいなので、向井くんたちのひとつの区切りがどうなるのか。そわそわしたまま1週間を過ごすことになるらしい。

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