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【化粧品開発】アルモ化粧品 横尾恵美さん インタビュー

~頑張る主婦と子供たちへの想いが詰まった化粧品ブランド~

こんにちは!🧸

一般社団法人グロイングクラウドのインターン生 今野祐香です!

今回は、『アルモ化粧品』の代表であり、『しゅふコミ』のサイト運営を行う横尾恵美さんに取材をさせていただいた内容を紹介させていただきます!

横尾さんは、福島県本宮市でお子様と栽培したヘチマを配合して『アルモ化粧品』を委託製造し、販売していらっしゃいます。シンプルな化粧品で肌のバリア機能を健康に保ち、負担をかけないお手入れから、肌の健康と美肌を目指す『アルモ化粧品』は、ヘチマ水を含むほとんどの成分が国産の天然成分でできています。お子様と使うことができるような肌への優しさと忙しいママのための簡単ケアにこだわった横尾さんの想いにぜひご注目ください。加えて、横尾さんが運営する「福島に住むママみんなで作るサイト『しゅふコミ』」に集まった主婦の意見を反映した化粧品づくりの過程もご一緒にお楽しみください。

『アルモ化粧品』をつくろうと思ったきっかけ

Q. 事業内容についてお聞かせください

『アルモ化粧品』という化粧品を作って販売しています。クレンジング・化粧水・ファンデーションの商品を作っていて、主にネットで販売しています。この化粧品は、福島県本宮市にある畑でヘチマを育てて、そのヘチマから化粧品にするという事業を行っています。

その化粧品を製作する時に、主婦のアンケートで挙がったロゴのデザインやポンプ式のボトルを採用することにしました。パンフレットも全部主婦の力で作ったんですね。そうやって、主婦だけの力で商品ができた時に、この商品だけじゃなくて色々なところに主婦の力を活用できるのではないかなと思い、『しゅふコミ』を立ち上げました。

特に、ロゴは『しゅふコミ』で「ロゴを作ることができる人はいませんか?」と呼びかけた時に、協力してくださった主婦の方にデザインしていただきました。そういった経緯から、子育てをする前にデザイン会社の第一線で働いていた方や、パンフレットを作成するお仕事をしていらっしゃった方など、スキルを持った主婦の方々がいることが分かりました。子育て中であるため、そのスキルを生かすことができないことはもったいないと思ったことから『しゅふコミ』ができました。


Q. どういった想いから『アルモ化粧品』を作ろうと思ったのですか?

1つ目は、東日本大震災の閉塞感の中で子供達が成長した時に、子供たちにとって福島が良いものとして残っていて欲しかったからです。長男が震災の時に生まれ、東京から福島にUターンする形で子育てが始まりました。福島で子育てをする葛藤もありましたが、母親として何ができるのかを考えた時、福島の普通の暮らしを発信することで「福島の良いイメージ」を持って欲しかったです。
その中で、震災後から放置状態であった祖父の畑を利用して、子供たちと楽しい思い出を作れたら良いなと考え、畑にできたもので商品を作りたいと思うようになりました。同時に、福島の畑からできた商品を通じて、様々な方に福島について知っていただけたら、もっと福島を身近に感じてもらえるのではないかなと思いました。そこで、美容という自分の強みを活かして化粧品を作ることにしました。

2つ目は、化粧品に使うことができる畑の作物は何だろうと考えた時に、小さい頃におばあちゃんがつけてくれたヘチマの保湿液を思い出して、「おばあちゃんの知恵袋」のようなものも残していきたいと思ったからです。山に生えているヘチマからヘチマ水を取って、乾燥したら肌につける。肌荒れしたらドクダミの葉っぱを肌につけておく。そういった自然にあるものを利用する身近な文化を化粧品にも取り入れたいと思いました。

3つ目は、ママになってからすごく忙しくなり、今までのスキンケアができなくなったことや、化粧品が子供にとって安全なのか気になったことなど、化粧品に対する意識が変わったからです。子供ができてから自分の時間が少なくなり、以前まで使っていたスキンケアを使うことができなくなったことに衝撃を受けました。それと同時に、子供が手や顔を舐めている姿を見て、「自分が使う化粧品は安全なのか」と疑問視するようになりました。子供が生まれたことによって、見えなかった視点が見えるようになり、自分はどんな化粧品を使うべきなのかと、化粧品を探すようになったのですが、良いものがありませんでした。そこで、「これは自分で作るしかない!」と思い、肌への安全性とママの忙しさを配慮した化粧品を作ることにしました。


化粧品開発・販売していく中で

Q. 化粧品を作って販売するという事業を立ち上げるまでに大変だったことはありますか?

実は、特に何の計画も立てずに始まりました。独身時代から美容関係の仕事を続けてきたので「化粧品を作ろう!」ということになったのですが、その気持ちだけで進んでいったので、細かい計画などは立てていませんでした。製作していく中で、「ロゴはどうしよう」「容器はどうしよう」「色や香りはどうしよう」などの壁に当たったら解決していくやり方で商品が形になっていきました。

1番大変だったことは、化粧品を作ってくださる会社を探すところです。化粧品は工場などの会社に委託しないと作ってはいけない決まりなので、『アルモ化粧品』の「余計なものを入れない」というコンセプトを理解してくださる会社を探すことが大変でした。また、最低3000個製造するなど製造数が多い会社がたくさんあったので、思うように化粧品を作ることができる会社を見つけるまで苦労しました。

他にも、化粧品は薬事法や薬機法などの細かい決まりごとがあり、商品を売る時には「この商品はニキビに効きますよ」のような表現をしてはいけません。そういうことから勉強していき、化粧品のサイトを作るために文言を考えるなど、法律の壁や決まりごとを解決していくことも大変でした。


Q. 『アルモ化粧品』を宣伝する上で気をつけていらっしゃることはありますか?

嘘をつくような誇大広告をしないことですね。宣伝の文章を書く時に、「こういう効果が出ます!」のようなことも書いた方が良いのですが、そういったことは書きすぎないようにしています。真実を伝えて、信頼していただけるような広告とページ作りを気をつけていて、「同じ目線を持ったママです」というような視点が伝わるように心がけています。


Q. 『アルモ化粧品』を販売して良かったことは何ですか?

家にいてお金が稼げるということもありますが、子育てをしながら仕事ができるという点ですね。保育園のお迎えなど、子供の都合に合わせて、仕事ができるという働き方は良かったなと思います。
また、一緒に化粧品の原料となるヘチマを畑で育てるなど、子供と楽しんで一緒に働けるところも良い点です。化粧品が売れたときは喜んでくれるし、普段の話の中で、何かを作って売ることで得た利益も子供と共有することもできます。子供に「山で採れた栗と一緒に化粧品を送ると良いかな?」と聞くと、「絶対(お客様)喜ぶでしょー!」と言ってくれるなど、暮らしの中で子供と仕事を楽しんでいます。子供もそういうことを少しでも面白がってくれていると嬉しいなと思います。


横尾恵美さん、お忙しい中インタビューにご協力くださり、ありがとうございました!
お子様と仲睦まじくお仕事されている様子がとても楽しそうで羨ましかったです!

ちなみに、私も『アルモ化粧品』のクレンジングを購入させていただきました✨
インタビューの内容にもあったように、定期便では商品と栗(※季節によってプレゼントの作物は変わるそうです!)を届けてくださいます!
クレンジングは、しっかり落とすのに洗い上がりは乾燥しない優しい使い心地でした。
自然の香りも感じられて、リラックスすることができるお気に入りのアイテムとなりました💕

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皆様もぜひホームページでチェックしてみてください😊

長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

アルモ化粧品:https://almocosme.com/
しゅふコミ:https://shufucomi.com/

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