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広島湾岸トレイルラン 2022 参戦記②


はじめに

続けるよ!とお話ししたので残りを(読者の需要があるのかわかりませんが、、、)
■装備について
■補給について
■今回試してみたこと
■さいごに
こんな感じで。

①装備編


レース前はみなさんと同じように装備一覧表を作ってパッキングの感じや忘れ物がないようにチェックをしています。今回も気候条件、レースタイム、エイドでの提供モノ、エイド間距離、自己コンディションなどなどをファクターとしてチョイスしていきました。装備も補給食も一緒ですね。

ウェアー類
■シューズ:サロモン ウルトラグライド
■Tシャツ:TNF Better Than Naked Crew
■パンツ:TNF Flyweight Speed Short NT
■アンダー:ファイントラック ドライレイヤーベーシックノースリーブ/T8
■アーム・ゲイター:C3fit
■ソックス:ULTIMATE ROUND
■サンバイザー:TNF GTD Visor
■サングラス:DONTPANIC
■ネック:ミッションMulti-Cool Neck Gaiter
■手袋:アクシーズクイン
■マスク:MIZUNO
■時計:GARMIN fenix7X

イメージPic(装備はONTAKE用)今回はなぜか撮り忘れ 表と一致せずにすいません💦

今回はまずザック選びから100Kオーバーなので個人的には10L以上が欲しいところ手持ちは
■ノースフェイス TR10
■サロモン ADV SKIN 12
■サロモン SENSE PRO 10
■パーゴワークス RUSH UT3
ここのところADV SKIN 12がお気に入りでITJ、KAI、彩の国で使用していました。UT3はみなさんUTがいいよと言うのを聞いていたのでUTMFの際に抽選に応募。当選して購入していましたがもったいなくて使ってなかったのです。(笑)
あらためてレースで個人的に何が重要か考えてみると ①トップにポケットがあるモデルが自分としては使い勝手が良い、②サイドポケットかフロントポケットに携帯が収納しやすいこと ③フラスクかペットボトルを入れたときに胸当たりの干渉がないこと。こう考えるとUT3いいんじゃない!とトレイルで3回ほどテスト。重心も高く背負いやすいことも実感。まあrush5Rも使っているので考えればわかることだったんですが。
ただ一つiPhone12proMAXが荷物が多いとなぜかサイドポケットの出し入れがしずらい。(ジッパーがめちゃめちゃ閉めにくい)これはランパンのフロントポケットに入れることで対応策としました。

UT3のセレクトは良かったと思います。この時期なので防寒着もないし容量も十分、トップポケットの容量もあるのでライトやサングラス、エマージェンシーキット、補給食の収納に便利でした。携帯はFlyweight Speed Short のフロントポケットに入れていたんですが、取り出し等については簡易でよかったのですが走ると徐々にランパンがずり落ちるので30分に一回ぐらいずり上げないといけないループに(笑) まあ、大きな問題ではないのですが紐をしっかり締めるなどちゃんとすればよかったかなと反省。通常ではあまりずり落ちなかった感覚なんですがこんなにゴールまで時間がかかると流石にですね。

次はシューズ。これは早めにHOKAONEONEのスピードゴート5と決めていたのですが、事前の練習でのフィット感が良くないと感じて不安要素に。。。そこで同じHOKAのTECTON Xに変更しようと思っていたらこちらのラグが直前の20㎞程のトレイルで一部はがれるというアクシデント発生。で、こちらもレースでの不安が高くなり候補外に。
また、最近、足の親指の下りでの横ずれが気になる問題もあったのでコードでフィット感の調整がしやすいサロモンのウルトラグライドを最終的に選択。(ITJやKAIで履いたNIKEのトレイルという選択肢も考えましたが)最適解というよりも残った選択肢という感じでしたが出走前の不安はそれほどありませんでした。あとはスーパーフィートのインソールを入れるかどうか。これは直前まで悩みましたが純正のままでいくことに。(ほかの候補としてはTNFのベクティブインフィニティがありました。実はここのところ一番走りやすかったんですがラグが限界。また、サイズがジャスト(ほかのシューズは26.5㎝なのですがこちらは26㎝)買い直すか悩みましたが買い直しにサイズも含め躊躇してたらレース週になっちゃいました。)

シューズのセレクトに関してはミスだったかも(あくまで結果論)。この3足の中で前足部の幅が一番小さいものを選ぶ結果になりましたが、そればガレ場で指を痛める可能性を高くしたかも。また、クイックレリースのコードで調整がしやすいサロモンの長所が個人的な不安のため締めすぎにつながり足首と足指を痛めるこちらも要因になったかもです。足の確認とリフレッシュのためにエイド毎に履きなおしはしていたんですがその度に締め付けるという繰り返しに。。。(レース後確認したら、足の指の爪3本やってました。)また、後半、縦アーチがかなり落ちてきてたのでせめて持って行ったインソール入れるべきだったかなと・これは次の課題ですね。
まあ、後半足がむくむのにさらに締め付けてた自分の不注意が一番大きい要因なんですけどね。トホホ。

結局ウルトラグライドを選択

必携品のリストはこちら

総重量的には約3.5㎏に収まった

必携品で悩んだのはライト。メインは使い慣れているペツルのスイフトRLで決まったのですがサブをどうするか。明るさか軽量化か。
実は最近目の持病が悪化していてナイトランでの視界の確保のために明るさが欲しいところ。明るさが持続するというので購入したマイルストーンMS-i1 “Endurance Model”にパーゴワークスのウエストベルトを買い足すことで頭と腰の二刀流でと考えたんですがテストするとウエストベルトに携帯が入らない上にベルトをして携帯をランパンのフロントに入れると少し干渉しちゃう(あくまで個人的感想です)
これはペツルの照度を上げてバッテリー交換でいこうと判断。なので2個目は軽量なレッドレンザーのNEO3をセレクト。

個人的に他のモデルと比べて重量バランスは悪くないけど後ろが重いのは苦手かな
ウエストベルト自体は悪くないのでFTRで使ってみようかな

必携品はおおむね問題なし。(直前で長袖シャツはパタゴニアのエアシェッド・プロ・プルオーバーに変更)ライトも結局ペツルのリアクティブライティングモード(自動調光)で走ってしまいましたがスピードが出ていなかったので(走れてない)照度的に問題はなかったですね。バッテリーは18時ごろからの点灯でA8でチェックして2/5のゲージ、A9で1/5だったので交換しました。(18:00~4:00  10時間持ちましたね)

A7のドロップバッグには一通り着替えを入れてました。
■Tシャツ:パタゴニア リッジ・フロー・シャツ
□パンツ:パタゴニア エンドレス・ラン・ショーツ
■アンダー:ファイントラック ドライレイヤークールT
□アーム・ゲイター:R×L、C3fit
□ソックス:ULTIMATE ROUND
□サンバイザー:TNF GTD Visor
□ネックゲイター:TNF Dipsea Cover-it
□手袋:アクシーズクイン
着替えたものは■のTシャツとアンダーだけ、ここでは救護で足のトラブルの治療をしてもらったので靴下回りを替えてもよかったかな?あと、ファイントラックのドライレイヤークールは久しぶりに長時間着たので乳首がやられたのでそっちのケアもすべきでしたね。(累積の擦れだと思いますが。走っている間は問題なく翌日が痛かった。)
Tシャツはこの夏大活躍のパタゴニアのリッジ・フロー・シャツ。軽くて汗に濡れても乾きやすくて涼しいのでパタゴニアのTシャツの中で春~秋は一番と個人的に評価してます。
サングラスは思ったよりも長かったロードと林道で活躍しましたね。A7でドロップバッグに入れようかと思ったのですが念のためにザックに。結局、その後は使わなかったんですが(笑) DONT PANICのサングラスはお値段も安くて偏光・調光で雑に扱っても丈夫と最近のお気に入りでトレイルはもっぱらコレです。それに23gと軽い!バイザーの上に乗せていても忘れるくらい!で、一度落としても気が付きませんでした💦

気に入っているDONT PANICのサングラス

②補給編

補給食は基本的にジェルを1時間おきに摂取して、合間にセブンの安納芋羊羹など手持ちの品を食べて、各エイドで固形物を補給することでトータルで6,000Kcalくらいになればと考えていましました。エイドメニューは豊富だったのでパンとバナナとおにぎり、うどん等を食べてれば十分かなと。
想定タイムが27時間なのでジェルを20個持つわけにはいかないのでスタート時は
■ジェル:9個(GU Enegy LIQUID ENERGY 4個、アスリチューン3個、ANDO2個等)*エイドでANDOがあるのとドロップバックで補充するので
安納芋羊羹2個、森永inバープロテイン
■ドリンク:ポカリスエット500ml+麦茶500ml もう1本250mlのフラスクを足そうかと思いましたがエイド間隔が比較的近い、コンビニと自販機があるということで水分は大丈夫かなと。
■塩分:塩ジェル3本、経口保水パウダー5本、塩熱サプリ1袋
で、実際の消費はというと

記憶の乱雑なメモ書きですいません
GARMINの算出は高すぎるけど足りていない。。。

メモ書きは見にくくてすいません。補給はカロリーも水分量も塩分・ミネラルなど意識していたんですが胃腸トラブルもあり十分な摂取量にはいたっていなかったと考えています。体調的にはエネルギー切れという感じはなかったのですが、これは足指の怪我もありそれほど走らなかったのでわかりにくかっただけかもしれません。(最後のロードが走れなかったのはハンガーノックに近い症状だったためかも)
レースの振り返りをクラブのメンバーと話しをしているときに、胃腸トラブルがあった際の対処法について改めて気づきがあり今後のレースに生かしていきたいと思いました。
・食べられなくなっても少しずつ食べる工夫をする。(5分ごとに少しとか)
・ジェルは食べれなくなったことがなかったのですが、今回はとりにくくなったので他の食べ物でのエネルギー摂取を検討する。(これだけは食べれるものを見つける)
・甘さに強いと思っていたのですが甘いものが受け付けなくなってきたので塩分等を含むものも候補として考える(柿の種など)
・モルテンなど吸収タイプが異なるものも検討
・温かいものも保温ボトルで携帯するなど

水分補給もスポドリが甘くて飲みにくくなったので、エネルギー・塩分と合わせて検討したいですね。GUのロクテインエナジードリンクミックスとかchallengerとか。飲むことでエネルギーと水分やその他の栄養源を補給できるもの。(アミノバイタル クエン酸チャージウォーターも持っていたんですが試せずじまい。後半でトライすればよかったと反省)
麦茶は飲み続けられましたね。エイドにあったときはエイドのものを補充。水しかなかったときは手持ちのミナト製薬の麦茶を溶かして飲み続けました。ここも変化をつけるなら梅タイプも持ってみてもよかったかな。
また、どうしても塩分取り忘れやすいので経口補水パウダーを溶かすとかタブレットではないものも検討課題ですね。小江戸大江戸のロードでの長距離の際は塩ジェルが大活躍だったのですが、今回はサイダー味でもちょっと受け付けなくなったので、次のエース候補探さないと。

あとは、長時間のレースはロードを含めビタミン類など日常的に飲んでいるものを小分けして4~6時間ごとに摂取しています。今回も飲んだのですが正確な効果はわかりませんが気持ち的にも安心材料としてプラスになるので今後も続けようと思います。

また、個人的にカフェインは眠気防止というより、体の活性化と脚などの痛みの低減目的で摂取しています。今回もカフェインタイプのジェルとカフェインカプセルを準備していてA7以降に3時間おきぐらいに飲む予定でしたが、2回ほどの摂取以降は忘れてしまいました。明るくなってきたのもあって自分の摂取目的を忘れちゃいましたね。こちらもちゃんととったほうがよかったかなと。

カフェインについては、レース前のカフェイン制限とかは最近は特別にはしていません。これは、個人的にあまり制限した場合としない場合の違いを認識できていないためですね。コーヒーがめちゃくちゃ好きで1日に4~5杯飲むので飲めないストレスのほうが大きいので。あればデカフェにもしますがこれも気持ち的なプラスだけかな。

その他には痛みが出た時のためにロキソニンと胃腸系のトラブル用としてガスター10とガシンサン、正露丸などを用意していましたが使用したのはガシンサンのみ。
胃腸トラブルはあったのですが、過去のレースの状態と比べると軽度だったのでMAGMAとガシンサンでメディカル的には対応できていたのかなと思います。
ロキソニンの使用についてはメリット・デメリット含めて情報は把握しているつもりで、そのうえでケースによって使用の可否を個人的に判断しています。基本的には表面上は使用してもデメリットの部分を感じないので走り続けなければならないロードのロングでは使用する場面も多いのですが、トレイルでは歩くことも多いので使用しないレースが多いですね。今回はちょっと違う痛みだったのでひょっとすると飲んでいたら少し楽になったかなとレース後に思ったぐらいで、レース中は飲まなきゃという考えは出てきませんでした。

買い置きしていた大好きだった安寧芋羊羹も今回は手が伸びにくかった
麦茶はOK 塩ジェルは△

③今回試してみたこと

レースのゴールタイムは想定通りだったのですが走り切れたとは言えないので合格点とは言えず。でも、100K のトレイルレースを完走することで上に書いたようないろいろな経験ができたので経験値はすこしUPしたと思うので次のレースに生かしていきたいですね。
今回、レース前にいつもと違うことをしてみたのでその振り返りも

①テーパリングなど
テーパリングしたというよりコンディション不良のため走れなかったというのが正しいのですが、ほぼ2週間ジョグ程度だったのですがゴールした後も体力的には余裕があった感じでした。痛めていた腓骨頭からの腓骨筋上部の痛みも問題のない範疇に収まりました。テーピングとカーフスリーブに助けられた感じがありましたが。(ロキソニン等も服用せず)疲労感の面でも補給等の課題も書きましたが最低限はクリアしていたのかなと。
直前にハードなトレーニングをしても自分レベルの走力では疲労だけが残ると思うので適切なトレーニングメニューを考えていきたいですね。とは言えレース入れすぎているので計画が立てれていないのも事実ですが。(笑)
(通常のパターンだと、前週に30~40㎞のトレイルなどのトレーニングを入れています)

➁サプリメント
今回のレースに合わせてサプリメントをいくつか試してみました。
まずはCatalyst RecoveryCatalyst Spirits。リカバリー用のサプリメントはアスタキサンチンやCoQ10など試してみたことはありますが今回は新製品発売記念で割引もあったのでスピリッツとともに。スピリッツは肉体的・精神的ストレスを軽減するというコンセプト。「レース中の苦しい場面でも心が折れずに踏ん張れるようになりたい」を叶えてくれるということ。
個人的な感想で明確なエビデンスではないですが効果があったかなと感じています。次のFTRまでは試してみようかな。


もう一つは気になっていたのですが試していなかったMCT関連。これは無料サンプルをいただいたのでレースに合わせて2週間ほどMCT CHARGE ゼリー PROを。こちらは体脂肪量の変化を明確に計ったわけではないのでそちらの効果はわかりませんが内臓含め体調はレース前まで良かった気がしてます。
これもFTRまで続けてみようかな。感覚的には現在も体脂肪が落ちた感じのままです。まあ、これはどの長距離レース後でもあるんですが。(レース後の体重変化は±0、翌日は体重が1.5㎏+、翌々日から自宅で測定出来て体重は1㎏-、体脂肪率は8.6%→6.4%に。数値は家庭用なのであくまで参考値です。)


④最後に(レース結果について)

タイム表

前回、エイド間毎のタイムはレース記とともに記載していましたが上記の表にまとめてみました。エイド間での誤差は多少ありますがトータルとしてはプラン通りに進行したと表からは判断できます。これは、コースディレクター小田繁行氏のタイム表のスコアが遅いタイムでも適応可であったことが大きいのかなと。
実際にはいろいろなトラブルがありましたが、このくらいのトータルタイムだと想定内というか吸収できる範疇に入ってしまうのだと考えます。エイド間のペースタイムも予定表には記載していましたが走る前はこんなにかかるの?と思ったぐらいなので。(実際には、途中の休憩を入れているとしても30分を超えるラップもあったので)
エイドタイムは予定では2時間でしたが、実測は約3時間。エイドは早めに出ることを意識していましたが、意識よりも時間がかかってしまっていたことと、エイドは早めに出たんですがコンビニや自販機、山頂などでの休息時間も結構取っていたことが要因かと。
ゴールタイムを24時間に設定した場合は全体のペースを1分20秒くらい短縮しないと収まりませんが、休息時間を短縮することでどうバランスとるかも個人的には重要な戦略になるのかと。ロードではエイドでの休息時間が短いほどタイムが出てますが、トレイルはまだまだ経験値が少ないのでどういうプランが自分に適しているのかトライ&エラーがまだまだ必要かなと考えています。

今回のレースの経験を次のFTR100に生かしてタイムを含め満足できるレースにしたいですね。

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