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はじめてのジャーニーラン③~錦秋の奥武蔵/秩父ジャーニーランを振り返る

今回は装備とレースプランについて。

ハーフマラソンやフルマラソンはゴールタイムの設定のみでレースプランはほぼたてていません。装備もジェルや塩分補給のタブレットを持つぐらいで悩むこともありません。レースへの参加回数も多く補給や給水のタイミングも頭と体で覚えているので。

例)フルマラソンでゴールタイム3:30なら、レースペースを4:45/kmに設定して後半だれてもラストスパートで頑張る。10K毎にジェルを補給、15kmから10km毎に塩分タブレットを補給。お守りにロキソニンを持つ。と単純な戦略?

マラソンの装備

通常のロードレースの装備は気温と天候に合わせてベースレイヤー+Tシャツ+ショートパンツ(ハーフタイツ)をセレクト、ソックスは履きなれた5本指でシューズはその時のコンディションでセレクト、サンバイザーとサングラスは必携、これにゲイター(アーム・カーフ・ネック)を場合によって合わせて、ランパンに収納がないときはNaked Running Bandをプラスという感じです。

ウルトラマラソン・トレイルの装備

ウルトラマラソンでは大枠の計画だけで参加していましたが、ウルプロのセミナーなどを受けてもう少し綿密なレースプランが必要だと考え10K毎のラップタイムの設定や補給のタイミングや何を補給するのか(ジェルや固形物や嗜好品、カフェインなど)途中のドロップバッグに入れるもの(着替えや薬)など計画して準備するようになりました。

また、トレイルランニングを初めてレースに参加するようになり必携品を含め装備品の検討とコースをロストしないために地図や地図アプリそしてコースの試走などレースに臨む前の準備の重要性を異なる角度から改めて学ぶことになり事前準備の大切さを改めて実感しています。

防寒対策を重点に持ち物リストを作成

今回のジャーニーランでは必携品はマップ・ライト・携帯電話など少ないですが距離、時期と気温を考慮してトレイルランニングの装備をアレンジして準備しました。(トレイルレースのトレーニングも兼ねて持ち物は多めにしました)

レースウェアと装備は当日の天気が晴れ、最高気温が18度、最低気温が7度で10時スタートでゴールは夜明け前くらいになるとの予想。(ゴールタイムは19時間30分~20時間のレンジで。この設定は後ほど)距離が146KMなので腹部の圧迫がなく気温の変化に対応できて汗冷えしないことでセレクトしました。

これが当日の服装を含めて作成した持ち物リストです。(最終的には前日の天気予報を見て若干の変更をしています。)

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ウェアーは10月9日の柴又100K で着用したものと同じでシューズも含め長時間の着用で実績があるものにしました。全体的には夜間の防寒をどうするかが課題でここ最近は秋以降の夜間走をしていなかったので体感温度の把握ができていないということがあったのでリスク回避型で検討しました。

レイヤリングで対応 

スタート時は各種ゲイターで調整して夜間は寒がりなのでノースフェイスの軽量で通気性の好いフリースのバーサフーディーをセレクト。ハーフジップと、フードなしもあったのですが夜間の寒さとポケットのあるなしでフルジップにしました。レースではCP4 小鹿野町役場 で手袋とあわせて着用しました。手袋は悩んだんですがリストのものはやめてicebreakerのウールの薄手のものに変更。これは今回の気候にはちょうど良くてエイドでの取り外しも多かったのですがスムーズに使えました。防風用はトレイルでの装備で慣れているノースフェイスのストライクトレイルフーディーとパンツをセレクト。パンツはどれくらい着用するかわからなかったのでいろいろ重さと履き心地を手持ちのもので比較して山と道のUL All-weather パンツと悩んだんですが、こちらは実践で着用したことがなかったので今回は見送りました。こちらはCP6 道の駅みなので着用し、エイドを出た瞬間に震えが来たので重ね着したバーサとストライクトレイルのフードをしばらくかぶって寒さをしのいだのでセレクトは正解だったと走りながら思いました。まあ、少し着すぎ暑かったですが。

TNFストライクトレイルパンツを計量

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手持ちのロングパンツをすべて計量&ショートパンツの上から重ね履きしてテスト

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さらに防寒対策として①CRAFTのキャップ ②モンベルの腹巻 ③TNF ネックゲイター厚め を追加しましたがどれも使うことがありませんでしたが安心材料にはなりました。

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携帯アイテム

ザックは容量的に少し大きいんですがTNF TR10を使い慣れているのでセレクト。リストのアイテムを100均で購入した保存袋に分納して収納しました。

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ザック上から時計回りに①ライト類(PETZLスイフトRL・予備バッテリー・BlackDiamondIOTA 150/SalernoLEDクリップライト)②TNFコップ ③TNF Strike Trail Pant ④TNF Strike Trail Hoodie ⑤MAP(モンベルのケースに入れて)⑥ティッシュ/ウエットティッシュ ⑦サプリメント類 ⑧エマージェンシーキット ⑨補給食(ジェル・エネ餅・1本満足など)⑨カイロ ⑩モバイルバッテリー(Anker PowerCore III 5000)⑪防寒具 など 総重量で2.56Kgになりました。これに水を1L持つ予定なので約3.5Kgの重量。トレイルのミドルくらいの装備を持つ感じになりました。今回のコース上にはコンビニも多くまたエイドでの補給も十分にできるのですがトレイルのレース想定で補給食も十分に持つことにしました。

ライトについて

ライトは手持ちで一番明るいPETZLスイフトRLをセレクト。予想通り日が落ちてから暗くなるのが早くCP4小鹿野役場前で装着予定していましたが、17時くらいにコンビニでコーヒーとバームクーヘンを補給するときにサンバイザーを外してネックゲイターを頭に巻いて早めに装着しました。ライトのモードをリアクティブライティングモード(自動調光)に無意識でしたのですが、想定外だったのは市街地以外でも車の往来で見にくい(対向車のライトがまぶしい)のと調光が頻繁に行われていたせいかCP6道の駅みなのを出た直後にバッテリー切れしてしまったことです。CP6道の駅みなのから長瀞に向かう途中で予備のライトに変えて次のCP7秩父鉄道 波久礼駅でバッテリーチェンジをしました(バッテリー交換に慣れていなかったのも課題)。実質上のトラブルにはならなかったのですが、予備バッテリーと2台目のライトの重要性を感じました。(自分のライティングの設定が悪くて約6時間しか持たなかったのですが、使用前の想定では予備はどちらも使わずにゴールできると考えてました。)

補給食について

補給食はエイドが充実していたのとコンビニで補給したので、携帯していた半分しか消費しませんでしたが、レースの消費カロリーや肉体疲労を考えたときにカフェイン入りのジェルやカフェインカプセルはもっと計画的かつ積極的に摂取すればよかったと感じました。また、薬等は今回はガスター10を後半投入しましたがもう少し早めでもよかったのかなと反省しています。CP7秩父鉄道 波久礼駅で出していただいたうどんを食べるのに苦労してなかなか胃の中に入っていかず何とか時間をかけて食べきれた感じでしたので。

ケアについて

足首・膝・ハムストリングにテーピングをしたことはかなりプラスで脚の痛みも少なくロキソニン投入とかもなくゴールまでたどり着けました。これは事前の柴又100K で有効であったこととトレイルでの登りでも有効だったことの裏付けから取り入れました。(マラソンでは足首のみのテーピングをしています。)

プラスしてCP5秩父鉄道 武州日野駅でお世話になっている聖整体院の北原院長のマッサージを受けたのも大きかったかと思います。こういうケアの余裕もジャーニーランには必要だと感じました。

長くなってしまったのでレースプランは次回に

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