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非日常空間を提供し日常を豊かにするデザイナー。Re+Design Lab永井さん【co-ba nakanoshimaインタビュー】

こんにちは!co-ba nakanoshimaのホリノです。
co-ba nakanoshima の利用者さまの、その人の人生や仕事へのこだわりについてお伺いするインタビュー企画、題して「co-ba nakanosima  no naka(コーバ中之島の中)」

第3回目のゲストは、Re+Design Lab 永井克典(ながいかつのり)さん◎

空間デザインをしている永井さんは、広島出身のため、広島と大阪の2拠点で使えたらいいな、と思っていた独立時期に、ちょうどオープンしていたco-ba NAKANOSHIMAと運命の出会いを果たし、ネットワーク会員として登記利用3年目。

本日はインタビュアー・文章をホリノが担当します。

空間デザイナー:Re+Design Lab(アールイープラスデザインラボ)
代表の永井克典(ながいかつのり)さん(上写真)

デザイン代表作のイタリアンのお店。co-baのイベント時にもお世話になってます!
ABITACOLO (アビタコロ)下写真

1.works

ABITACOLO

グルメが集まる北浜にカウンター8席のみの矮小な飲食店。イタリアの美術家ブルーノ・ムナーリの作品である子ども用家具のABITACOLOから空間構成を抽出。カウンターを中心とし天井から壁、カウンターを同一仕上げで構成。ABITACOLOの意味であるコックピットからイメージを着想。また好みや子どもの成長に応じて自由に子生活スペースをつくり出すことができる家具の思想を、今後の店舗改装計画の考え方とし、成長に応じてテラスやワインセラーを計画することとした。クライアントと時間をかけながら完成していくお店。

2.独立とともに入居したco-ba  NAKANOSHIMA

(ホリノ)永井さんは、co-ba オープン後すぐくらいに入居されてますね。どうやってここを知ったのですか?

(永井)大阪と広島の2拠点ができるコワーキングを探していて、最初は他の場所を候補にしていたのですが、内覧してみるとスーツを着た人ばかりでちょっと雰囲気が違うかなと。そんな中、もう一度調べなおしていたら、お酒の缶が並んでる写真の投稿を見つけて、coen-barってなに?と気になり、たどり着きました。駐輪場がないのがネックでしたが、それでも良さそうだな、ということで入会したんです。

↓当時の投稿はこちら◎

(ホリノ)co-baはフランチャイズなので、全国にあるco-baの中で中之島の特徴は?コンセプトをうまいこと表現しよう!と、公園+バーから coen-bar と名付けてましたね。公園って、だれでも使えるし、遊び方使い方も無限の可能性を秘めているスペースなので、そんな自由な風が吹くといいな。バーは、社会の肩書きがないフラットな関係性で肩を並べて夢を語り合えるのがいいよね。というコンセプトでした。

(永井)co-baネットワークの「旅するように働く」という言葉も印象に残ってます。従来の設計事務所って、サンプルやカタログをたくさん置いた事務所を構えて、所員は寝食を共にするくらいの勢いなんですけど(激務すぎてムショと呼ぶことも。笑)カタログや図面はペーパーレスにできるし、コワーキングを拠点に身軽に働くのがどんな感じかな?と実験しているところです。

(ホリノ)ちょっと話がそれますが、co-baでたまーに起こる不意なおやつタイムとかは、旅における不意なアクシデントや出会いなど、予定調和的でないことと同じような感じかもしれないですね。

3.co-baの繋がり

(ホリノ)私は永井さんと同じ建築系なので、このビルに吸い寄せられたのがとっても嬉しいです!co-baのメンバーさんとの繋がりはどんな感じですか?

(永井)ここは自由度が高いので、いろんな人が溶け込んでいる感じですね。一緒に仕事しましょう!!コラボコラボコラボ!!!と血眼になるのでなく、友達感覚の方が大きいので、そういう感じを求めてる人には向いていると思います。もうちょっと会員数が増えて、活気が出るといいですね。

(ホリノ)メンバーさん兼運営お手伝いしてくれる方も募集しているので、気になる方はこちらの記事を、、!!!と、CMが挟まってすみません。笑
冒頭の写真も、co-ba繋がりの4人+小人で「夕陽レストラン」というイベントに参加した時のもので、ドレスコードが白だったのですが、永井さんは緑大好き人間です◎

(永井)スマホもお財布もペンも緑、それから下の写真は鴨の羽がキレイだなと。笑 自然の色が好きで、すんなり馴染んでくるのがいいですね。キャンプ好きが高じて外部空間が豊かなところに住みたい願望が強く、ルーフバルコニーな不動産情報探しにハマってます。

(ホリノ)そういえば、co-baのはいるビル外壁のタイルも緑ですね。笑

4.Re+Design Labの想いと今後の展開

(ホリノ)永井さんの屋号「Re+Design Lab」にはどんな意味が込められているのですか?

(永井)デザインするにあたって、react(自問自答)→reconstruction(再構築)→renovation(向上)を大切にしています。与えられた諸条件から、そのお客さんやプロジェクトが抱えている潜在的な課題を解決するように条件を再構築し、新しい価値を付加(+)することが、デザインにおける使命だと感じています。

(ホリノ)reの力でプラスする、というのはとってもわかりやすいですね!webのプロフィールを拝見すると「非日常」というキーワードもでてきていますね。

(永井)日常を引き立たせるような、非日常の空間を提案していきたい。建築といえば建築士の免許が思い浮かびますが、僕はほかに1級古民家鑑定士や伝統再築士という免許を持っており、古民家を飲食や物販のような商業施設に変えて活用していくことに興味があります。空き家問題の解決も必然的にでてくるのですが、古民家をそのまま居住利用するには無理が出てくるので、それならば非日常の空間としてその良さを伸ばしていくことが今後の空き家活用の一つの手段と考えています。

(ホリノ)飲食や物販は、コロナ渦でそのあり方が変わってきているし、そもそも都市部では寿命が短めというか。その辺の儚さはどう捉えていますか??

(永井)コロナによって持続可能なお店のあり方への意識は強くなりましたが、やはりベースは「非日常な空間」で説明がつきます。家から出にくい状況の中で、割と外に出なくてもいろいろと楽しめるな、ということが認知されましたが、実際外に出れば、たくさんの刺激がありアイディアもモチベーションも上がる。
そのため、固定店舗の存在理由は、なにかそこでしか得られない体験にフォーカスされるので、そういうことを意識的にデザインに組み込んでいます。最近竣工した飲食店も、「大人の駄菓子屋」というコンセプトで、アトラクション性のある空間を提案しました。

(ホリノ)なるほど、非日常は普遍性のあるテーマなんですね!co-baも安心安全な「日常」にとどまることなく、「非日常」な瞬間がときどき起こるような、そんな刺激のある場になっていたらいいなぁ、とお話を伺いながら思いました◎

5.編集後記

co-ba オープン以降の全てを知ってらっしゃる永井さんは、なにか困った時には永井さんに聞いてみてね〜、と言えるくらいの頼れるメンバーさん!!笑
一緒に展示会に行ったり、建材屋さんに覗きに行ったりすることもあり、私もいろいろと刺激をもらっています。今後どのような空間作りを展開していくのか、とっても楽しみな永井さん、「古民家、店舗、緑」のキーワードにビビッときた方は、ぜひ話しかけてみてください◎

ーー永井さん、本日は素敵なお話をありがとうございました!

(ホリノ)

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