お供はコーヒーorハイボールとプラスEXカード

コブ山田です。
ようこそいらっしゃいました。

今回は、JR 東海道・山陽・九州新幹線の会員制予約システム、プラスEXについて、記します。

私は、もともと紙のきっぷ派でした。水色の券面に、新横浜 → 名古屋 のぞみ11号と書いてあるのが大好きで。

しかし、2013年度で東海道新幹線のひかり早得きっぷが廃止になってしまい、プラスEXのカードを作ったことが、新幹線の予約会員デビューでした。

2012年サービス開始のプラスEXというものは画期的でして、ポイントを貯めてグリーン車にアップグレードできるような特典はないものの、代わりに従来持っている(一部非対応あり)クレジットカードを登録でき、新幹線をWEBで直接予約できるといったものです。
特に航空会社系クレジットカードは、新幹線の運賃と料金がマイレージになるという、冷静に考えたらすごいことです。
私がそれで、プラスEXの決済はJALカードにしています。

そうしていると、2017年06月、願ってもいないニュースがありました。

2017年09月02日(土)よりプラスEXのサービス拡充、エクスプレス予約と同等の機能が利用可能に!

年会費の値上げもありましたが、こんなものは誤差です。
それ以上に、のぞみ号の早割時間帯拡大とe特急券が使えるようになったのが大きいと感じました。

さて、この東海道・山陽新幹線の会員制予約サービスですが、大幅割引が実現しているのはどうしてでしょうか。

まず、東海道新幹線は、東京・大阪の大都市圏で03の駅しかありません。東京、品川、新大阪。あとは新横浜と京都を含めても05です。
一方、東京と大阪にはJR東日本と西日本の駅が数多くあります。

旧国鉄からの流れを引き継ぎ、JRのみどりの窓口では、JR線であれば乗車駅類は日本全国で買えます。
その代わり、JRの他社線のきっぷを販売した場合は、販売手数料というものが発生します。
例えば、新宿駅で東京→新大阪の乗車券・特急券が売れた場合、JR東海からJR東日本へいくらかの手数料支払いが発生します。

JR東海としては、新幹線のきっぷは東京、品川、新大阪で買ってほしいのが本音ですが、利用する側からすれば関係ありません。
渋谷、新宿、大阪で買うことだって十分あることです。

ところが、JR東海がWEBで直接販売した場合は、この手数料支払いがなくなります。
加えて、会員登録データと販売データから、商品開発やマーケティングにもつなげることができ、メリットだらけです。
そのため、変更・払戻制限をつけたうえで、列車限定の大幅割引商品が売られていると推察します。あとは少しでも空席を埋めるため、航空機に対抗するためという意図もあると思われます

特に、土日限定ののぞみファミリー早特は神!通常料金とほぼ同額でグリーン車が使えるのは大きすぎます。

プロ野球でも球団が自前のチケットサイトを推すようになりましたが、構図は似たようなものですよね。
自社の販売システムを構築できると、会員登録と売れた商品から企画用のデータが取得できますし、プレイガイドへのチケット販売手数料の支払いも減ります。ただ、自社システムは値引きできない代わりに、ポイント還元してグッズなどの販促に用いている違いはあります。

03年経ちましたが、何度もその恩恵を受けることができました。

ただ、ひとつだけ疑問があります。
ICカードを自動改札機にタッチした際の、ご利用票の存在です。ペーパーレスにしたいはずですがあれはどうしてでしょうか?
小田急特急ロマンスカーだと、特急券が売れている席がわかり、WEB予約しておけば別途紙を受け取ることもなく、検札もありません。
ご利用票はなくてもいい気はしています。

魅力的な商品開発を願い、積極的に活用していきましょう!

ありがとうございました。

サポートいただければ、本当に幸いです。創作活動に有効活用させていただきたいと存じます。