他人の幸せを喜ぶ練習

人の不幸は蜜の味。

そんな言葉があるくらいだから、他人の幸せより不幸せを喜ぶのが人間なのだろう。

なぜ他人の失敗を喜ぶのか。

それは自分の不甲斐なさを一時でも忘れさせ、自分より辛い人がいることに安堵するからだろう。

その気持ちはわかるし私だってそう思うことはある。

でもそこは全く進歩はなく、自分が怠ける言い訳というか、成長のための努力をしないこじつけにすぎない。

じゃあ人と自分を比べるのを止めればいいかというとちょっと違う。

もちろん他人の辛い状況で自分を安心させるなんてことはしないに越したことはないが、それを止めるだけだと物足りない。

自分を進歩させるために、積極的に他人の幸福を喜ぶ習慣を身につけたい。

結婚、ダイエット成功、有名大学に合格、etc.

そういったニュースを「うらやましい」と思うより「自分もがんばろう」という気持ちで受け止められるようになりたい。

そこには他人の苦境で自分を安心させるような後ろ向きな感情はない。

幸せは事実より感情が先にあると聞いたことがある。また、口角を上げるだけでマイナス思考になりにくいとも。

自分が成功者なら自然と他人の幸せを喜べる余裕を持てるかもしれない。が、上記のように他人の幸せを喜ぶ余裕を持てば成功に近づけるとも考えられる。

他人の幸せをポジティブに受け止めるデメリットは何もない。

芸能ニュースに興味はないが、いいニュースであれば自分の成長思考の訓練に使えるかもしれない。

他人のキラキラ投稿に疲れるSNSも、見方を変えると自分を鍛えるツールになる。


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