見出し画像

「豊かさとお金の現実を繋ぐエネルギー領域の話」第19回コア学サロン(2021年3月)

この記事は

毎月開催されるコア学研究所の講義を書き起こししたテキスト(有料記事)となります。コア学研究所プレミアメンバーには毎月読むテキストとしてPDFをお送りしております。

コア学研究所はこちら

3月は年に一度の“お金月間”です


今月のコア学研究所は年に一度の“お金月間”ということで、お金の話を総合的にしていきます。

コア学サロンでは全体像の話をして、ゼミではもう少し具体的な話を、プレミアワークショップではお金のワークをやっていきますので、ぜひお金の疑問や潜在意識とお金の関係性を紐解いていって欲しいなと思います。

今2021年3月ですけれども、実は3月ぐらいから暦的にはようやく2021年になった感じです。皆さんも2021年は新しい時代の始まりって聞いたことがあるかと思いますが、時代が変わることでお金も変わっていくわけです。

昔は貝殻とか金だったものが、紙幣・貨幣になって、今はネットバンクやSuicaのような電子マネーも普通になってきました。社会やシステムが変わることでお金の形も変わっていきます。お金に関する新しいスタンダードとか、新しい世界観や常識がどうなっていくかを捉えながら、人生におけるお金の現実、お金の循環をどう作っていくかの話をしていきます。

お金の現状とかお金に関する気持ちとか、お金のどんな悩みとか問題を解決していきたいか、どうなっていきたいのか。これから先、お金とどう付き合っていきたいか、お金とどういう関係を作り上げていきたいかを想像しながら読んでもらいたいと思います。

お金には2つの違う側面がある


今後、お金の意味合いとかお金の使われる先は変わっていきますが、お金は大きく分けると2つの側面を持っていると言えます。1つは社会的な側面、もう1つは個人的側面です。

社会的側面とは、スーパーで玉ねぎ200円って書いてあったら200円なのねって買いますよね。これが社会的側面です。これに対して、自分はその玉ねぎに対して100円という感覚がある。200円もするわけがない。

でも、100円にしてくれって言っても100円にはならないわけですよ。社会的な価値基準は200円なので。一言でお金と言っても、私たちが生きている社会におけるお金と、自分個人だけで見るお金と、2つの違う側面があることをまず捉えて欲しいんですね。

実際にお金を使うことが出来るっていうのは、お金ってこういうもんだよね、こういう時に使うんだよねっていうお金の社会的な側面を把握出来ているということです。

だけど、お金に対する個人的側面から見てみると、お金の定義やお金に対する価値観が曖昧だったりするんですね。お金の現実感がないってことは、お金を掴むことが出来てないとも言えます。

私たち専門家はお金に関する悩みを聞くことがすごく多いんですけど、お金に対する相談内容が、社会的側面の問題なのか個人的側面の問題なのか、まずそこを見つけることが大事なんですね。

個人的側面の問題はとてもわかりやすくて、いわゆるお金に対するメンタルブロックとかです。お金に対する定義が曖昧なので、お金をうまく捉えることが出来ない状態です。自分の中でお金の個人的側面がまだ確立されていないと言えます。

逆に、社会的側面の悩みとか問題がある場合は、現実的にお金がないとか、お金をうまく使えなくて循環しないとか、お金がうまく稼げなくて借金だらけになっちゃうことが起きます。つまりお金の社会的側面を理解しきれてないと言えます。

この2つはパキっと切り離せるものではなく連携し合っているので、どっちもそれなりに自分の中に不安や問題があります。どっちがどっちかな?ってわからなくて悩んだりせずに、まずはお金には2つの側面があるんだってことを客観的に認識出来るようになると、お金と非常によい関係性を築くことが出来ます。お金も人間だとしたら、お金のオフィシャルモードとプライベートモードがあるって感じてみてください。

皆さんは、お金を自分の人生で現実化していく時、どっちの側面が自分の課題だと感じますか?お金に関する理想を叶えていく、お金との相性や関係性をもっと良くしていく上での自分の課題です。どちらが多いか、あるいはどちらもあるか、いろんなタイプがいるので自分はどっちかな?って観察して欲しいんですね。お金の社会的側面に関してなのか、個人的側面なのか。

「社会的側面についていけない感覚が強いかも」とコメントいただきましたが、その感覚、いいですね。こうやって分けて考えみて、自分はお金の社会的側面についていけない感覚があるとわかったら、そちらをまず集中的に作り込むことが大切になります。みんな漠然としているからお金のことがわからなくて悩んだり、どこから切り込めばいいのか分かりにくかったりするんですね。

借金は社会的側面の問題です。個人的側面が絡んでるケースも多いですが、お金の使い方がおかしかったりお金が循環しなかったりすると、借金という状態が作られます。

ここで大事なポイントが、お金を好きにならなくてもいいってことです。お金に対するメンタルやお金に対する感じ方が好きになれなくても、機械的にお金の使い方を学習すれば、実は借金やお金の問題が解決される場合があります。そういう意味で、借金は大きく分けると社会的側面が大きいかなと思います。

どこからお金にアプローチする?


ここで1つ言いたいことは、お金の問題やお金の現実を変えていきたい時、どっちから入るかどこからアプローチしていくか、しっかり見つけることが大事です。

お金の現実で何か問題があると、みんなすぐメンタルとかお金に対する思い込みとか、潜在意識にフォーカスを向けがちなんだよね。お金の個人的な側面と社会的な側面は両方くっついていて卵が先か鶏が先かって話になるので、それも間違いじゃないんだけどね。

でもお金の使い方が問題で社会的側面のトラブルが多いんだなって気づいたとしたら、お金に対する思い込みを探すとかメンタルケアする前に、お金の勉強をして、お金の上手な使い方を取り入れるとか、どういう風に経済が回ってるか勉強するとか、ファイナンシャルプランニング的なことを学んでみるって話なんですよ。

そこを見直すと、回りまわって個人的側面の問題も解消されることがあります。でもアプローチを間違えると、どんなに勉強しても実践しても全然成果が出ないんです。お金の社会的側面を解決していくか、個人的側面を解決していくか、どっちも繋がっているので、何度も言うけど卵が先か鶏が先かって話なんだけど、どっちから入って切り込んだ方がよくなるでのか?って問いを自分に投げかけてみて欲しいんですね。

メンタルから入ったほうが早い人もいるし、社会的側面を見直した方がいい人もいるんですが、今回はどちらかと言うとお金の社会的側面にフォーカスを向けてお話をしていきます。

社会的側面がメンタルにも関係してくるので、社会的側面についていけなくて、社会的側面に翻弄されると感じる方も結構います。まずはお金の社会的側面をしっかり理解して自分とどうすり合わせていくか、そこをしっかりやっていきたいと思います。

社会的な側面ってピンとこないキーワードかもしれませんが、まずは社会において、お金がどうやって動いてるかな?どういう風に流れてるかな?ってざっくり想像してみてください。お金の社会的側面って考えてみた時、お金ってどういうところに、どんな風に流れてるかな?って想像してみてください。

そこに関して自分はこう思うとか、社会全体で見た時にお金ってどういうところに流れていくのか、逆にお金が流れていかないのはどんなところなのか、まずは大きく考えてみましょう。

自分はお金についてどう考えてるのかな?どう感じてるのかな?っていう、自分の思い込みについては個人的側面を観察するときにやりますので、今考えて欲しいのは、社会においてお金はどう動いてるかってことです。お金についてこう考えるとか、お金って社会でどう動いてるんだろうとか、想像して書き出してみると結構いいですよ。皆さんの中でお金の社会的側面をどう捉えてるのかアウトプットするワークとなります。

皆さんはお金の社会的な側面をどのように感じていますか?まったく見えないってことはないと思います。だって毎日何かしら買ったりお金使ったりしますよね、わざわざアウトプットしてないだけで、皆さんお金を使ってるので社会的側面を把握してるはずなので、それを言語化するワークです。

お金ってどういうところに流れていきますか?お金は社会においてどのように使われて、どのように動いていますか?っていう社会的側面をチェックしてみてください。

「お金とは世の中を明るくしていくもの」「お金はものや情報などを介して人へと流れていく」「お金はエネルギーが集まるところ」「誰かの問題解決するとお金が入ってきて、問題解決してもらったらお金を支払う感じ」など、なるほど、皆さんいろいろありますね。

新しい時代のお金の流れを想像してみる


では、もう少し具体的なイメージをしてみましょう。お金が流れて行く先とお金が流れて行かなくなる先があります。時代が変わることでお金の流れも変わります。

なんとなくでいいので、この先の時代とこれまでの時代と、そんなパキっと変わるもんじゃないんだけど、これから緩やかに新しい時代に入っていくとして、新しい時代にはこういうところにお金が流れて行くけど、こういうところには流れて行かなくなるっていうような、お金の流れの変化を捉えてみて欲しいんですね。

お金の流れはどう変わっていくんだろうって想像してみてください。皆さんの使い方ではなく社会全体において、どんな方向にお金が流れて、どんなところにお金が流れなくなるだろうって考えてみて欲しいのね。

今は旅行とかなかなか行けないですよね。でも旅行に行けないからといって旅行業にお金が流れて行かなくなるかって考えてみて欲しいんですが、不思議な話で旅行業が廃れていくわけではないんだよね。

今は社会的な措置によって行動には起こせないけれども、じゃあそこにお金が流れて行かないイメージがあるかって言ったら、そうでもなかったりするよね。そういったことを考えてみると面白いです。

皆さんからは「情報にはお金が流れなくなって人にお金が流れていく感じがします」 「人と人の繋がりに流れていくのではないかと思う」「体験や気持ちが豊かになるものにお金が支払われるようになる」「楽しいものや人と活動することに流れていく」「商品の持続可能性の高い低いが重要になる気がする」とコメントいただきましたが、他にはどうですか?どんどん出して頭の中を整理してみましょう。

社会的側面をとらえる時、どうしても必要になるのが社会に対する関心です。世の中はどう変わっていくのかな?社会はどう変わっていくのかな?それって別に日経新聞を読めとか、 ニュースを見ろとか、経済の勉強しろってことではないんです。世の中の動きに関心を持つってことなんです。

世の中全体でどういう流れが来てるのか意識を向けてみることが、回りまわって自分の個人的なお金の現実、お金の引き寄せを大きく変えていくんですね。

私からの質問はすごく抽象度の高い質問だったと思いますが、皆さんは今、社会的側面を観察しているとき何にフォーカスを向けましたか?

お金の社会的な側面を捉えてみましょう、観察してみましょう、 という問いを投げかけられて、社会のお金の動きを想像した時、皆さんはどんなところに無意識にフォーカスを向けてましたか?

サクッと言っちゃいますと…皆さんがフォーカスを向けるのって人の心だと思いませんか?個人の関心とか一人一人の小粒のようなものではなくて、大きな意味での社会なんだけど、お金の社会的側面を見るためには、人の心がどのように流れてどのように変化しているかを同時に観察することになります。

なんでこのワークをさせたか、なんでこの質問をしたか、なんでこれを考えて欲しかったか、なんでここに意識のフォーカスを向けて欲しかったかというとですね、お金の社会的側面は、個人をちょっと超えた大きな心の動きに非常に隣接してるので、大きな心の動きとどれだけ深く関わるかというのが、社会的側面と密接度合いを作るからなんです。

お金の大きな社会的側面を捉えるとお金の社会的側面に対して上手になって、お金の社会的側面の問題が解消されます。

それって大きな意味で言うと、社会と仲良くなって社会と繋がっていくってことです。違う表現をするなら、大きな意味で社会全体の心とどれだけ繋がるかってことなんです。

だからお金の社会的側面に問題がある場合や、お金に対してちょっと不明瞭だなっていう場合は、社会との繋がりが弱いと言えます。

逆に言うと、社会との繋がりを強くしていくためには「社会の一員としての私」という感覚や、社会と繋がっているという感覚を取り戻す必要が出てくるんですね。

税金を払えとかそういうことではないんです。税金をたくさん払って社会の一員になるってことではないんだけど、まずは社会と繋がる感覚が必要です。


お金を引き寄せるために


個人のメンタルとかお金に関する問題を解決したい、あるいはお金を稼ぎたい、お金を引き寄せたいって思うんだったら、お金の社会的側面を強めないとどうしてもお金って動かないんだよね。

お金の動きを作っているのは社会的側面なんだけど、動きを潤滑にしているのは個人的側面なんですよ。つまり、お金に対する考え方とかお金に対するメンタルな部分は、お金の動きを滑らかにスムーズにするだけで、お金の流れは出来ません。

ここから先は

6,947字

¥ 1,800

この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?