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WF-1000XM3とRZ-S50Wを比較して、個人的おすすめを決めてみた。

 こんにちは。今回はノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン、SONYのWF-1000XM3とPanasonicのRZ-S50Wを比較してみます。購入の参考になれば幸いです。以後の感想はすべて主観であり,またすべての機能を網羅しているものでもありませんので悪しからず。


0.まえがき

 とはいえ、価格帯が少し違うかもしれません。定価でいうと、WF-1000XM3が26,000円、RZ-S50Wが22,000円程度でしょうか(どちらもオープン価格・税別)。Panasonicには「EAH-AZ70W」(同28,800円)という上位モデルもありますので,本来WF-1000XM3はそちらとの比較をすべきなのですが,WFは昨年(2019/07)発売された製品ですので価格が落ち着き始めています。結果的にS50Wと競合製品と言えるので今回比較します。

1.音質

 WFの方が良いと感じました。WFは中高音域をきらきらと鳴らすのが得意です。ですので、50Wだと埋もれていた、楽器やボーカルのミックスなども細かく聞き取ることができます。低音も良く鳴るので、総じて音の情報量が高いと言えます。またWFは高音質化技術DSEE HXや豊富なイコライザーを搭載していますので、ここら辺のこだわりは、さすがSONYといったところでしょう。

対する50Wはどうなのかというと、こちらも文句なくいい音です。低音のアタック感があるのでロックはこちらのほうが楽しく聴けるかも。ただ、WFを聞いたあとだと、高音域が埋もれて聞こえるかな,という印象があります。

2.装着感

 ここは個人差ありますが、私は50Wの方が良いと感じました。特徴としてWFは耳の奥までイヤーピースが入るのに対して、50Wは耳の手前で止まる感じです。その分正面から見るとS50Wは耳から多少飛び出して見えます。(写真左:WF-1000XM3、右:RZ-S50W)

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3.使い勝手

 50Wの方がやや良いといえます。以下それぞれの長所と短所です。

WF-1000XM3:

○デバイスの切替時に前接続先を切断せず、接続切り替えができる。(A→Bに切り替えたい時、Aを操作せずにBの端末の操作のみで切り替えができる。)...(アプデで50Wも対応)
○近接センサーがあるので、耳から外すと音楽が止まり(※通話も終わるので注意)、着けると再生が始まる。
○ケース取り出しから起動・接続までの時間が50Wよりわずかに早い(6/29追記:アップデートによりS50Wも同等の早さへ)
△ケースに入る向きにイヤホンを回転しようとすると、形が形なのでやりづらい。なので多少出し入れしづらい。(でも慣れます)
✕{音量調節/ノイキャン切替/AIアシスタント操作/再生操作+アシスタント起動}から左右合わせて2つまでしか割り当てることができない。......例えば,L側イヤホンにノイキャン操作,R側イヤホンに再生操作を割り当てると,音量調整はできない。

RZ-S50W:

○{音量調節/外音操作/再生操作+AI起動}すべて操作可能。
○ケースが立つ。またケースからの出し入れが地面と垂直であり、またイヤホンの形状が正円のため回転しやすく、出し入れしやすい。また,小ぶり。
○アプリの起動時間が短い。
○防滴仕様(IPX4)
✕→〇イヤホン起動以降ずっと、定期的に青いLEDが光る。夜目立つ。(8/4追記:アプデで消せるように)
✕→○接続切り替えが面倒くさい。(6/29追記:アップデートにより,接続切り替え時に元の接続を解除する必要がなくなった。)
✕カスタムイコライザー(自分でいじったもの)のプリセット機能がない(上書き保存しかできない)

4.ノイズキャンセリング性能

 同等です。どちらも強力に効きますし、性能差もあまり感じません。スピーカーの音や人の声はどちらも不得意なようです。環境音(車内やエアコン、雑踏の音)であれば,かなり消音します(無音ではない)。

5.接続安定性

スマホ・タブレットの接続は両者良好です。(人工密集地帯では未検証)


6.デザイン

 どちらも好きです。が、高級感・所有感はWFの圧勝です。だけど、一週間も経てば見慣れますし、よく考えるとWFもプラスチックで、大差ない気もします。S50Wの丸いフォルムもなかなか良いんですが、ケースの安っぽさは拭えません。


まとめ。

 結論です。私が今友人にすすめるならば、「WF-1000XM3」をおすすめします。音も良いですし、価格もこなれており,おすすめしやすい良いイヤホンです。

ただ、個人的にはRZ-S50Wも気に入っていて,装着感がよく聴き疲れませんし,ケースも小さく見た目も気に入っています。防滴性能もありますね。

いずれのイヤホンも非常に完成度が高く,買って損のない製品に仕上がっています。ただ一つ,人を選ぶ点があるとすれば,装着感だと思います。可能であれば,店頭で装着感や音質の確認をして,購入されるとよいかと思います。


参考になりましたでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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