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なんとなくローザンヌ観光

そもそもスイスに旅行する方は、なにをしに来られるのでしょう。
自分の旅行スタイルが「住むに近づく」なので基本的に観光地はよく分からないのです。
パリ、何度も行ってるけどエッフェル塔行ったことない。ルーブルも気合いがいるので行ってない。台湾の101も行ってない...

そんな私なので、スイスって何が見られる? と聞かれると
「何が見たい?」と質問を返してしまうのです。
「スイスって何日くらい行けばいい?」と聞かれると非常に困るのです!
「スイスのおすすめは?」と聞かれると、住むこと!じゃないかなあ。

ま、私はこんな感じなんですけど
おおむねスイスに来られる方は
山登り? ハイキング? スキー? 鉄道旅?こんな感じ?

全て私の管轄外なのですが、それについて書いている人は多いでしょう。
電車については、メイン路線じゃなくて大きな駅から出ている支線に乗るのがおすすめ!
終点まで行って帰って来ればいいよ。スイスは車窓の風景がどこもスイスっぽいんですけど、よりスイスっぽいかもしれません。

今日はなかなか観光っぽいな!と思うことをしたのでご紹介。ローザンヌ半日とオプションをどうぞ。



PLATEFORME 10

スイス国鉄SBBのLausanne駅に3年前にできたそう。3つの美術館があります。写真といわゆる美術館と、デザインとか工芸のミュージアム。
エリアとして整備されていて、建物がかっこいいので立ち寄るだけでもいいかもしれません。

Lausanne駅1番ホームから直接、というかそもそも改札はないんですけど
1番ホームのGenève寄りに隙間(?)があって、そこから行くのが近いです。
でもローザンヌ駅正面のオリンピックマーク付きの駅舎もぜひ見てね。


今日私が行ったのはMUDAC (デザインとか工芸のミュージアム)
ほぼ日の生活のたのしみ展でなかよくしてもらっている
ガラスの高橋禎彦さんの作品が収蔵されている、んだけどそんな都合よく展示はされていないので見られなかったんですけど
シュルレアリスム展とコレクション展をやっていました。

ガラス作品の収集が、けっこう多いんではないかしら。コレクションを上手に使っておられると思いました。
ほー!と思ったのが、展示台がベニヤ板なのです!作品の邪魔をせずいい感じでした。自宅で飾る際の参考にしたいです。

1番印象に残ったのは ANAIS DUNN さんという方のガラスのインスタレーション。
釣られたガラス(けっこうボリューム大)同士がかすかに触れて、小さい音を出すんです。意図したものかはわかりませんが。

その音と、音と自分がアートでした。

アートは
それを見て心が動くことで
その人にいいことをもたらすもの
かな、と今は思っています。

(後日)
下書きに入れたまましばらく置いているうちに、
Platefprme10の他ふたつのミュージアムにも行ってきました。
古典の作品もあって、でも「今」を大事にしているのかな?という印象。
なんにせよ、建物がすっとして気分がいいのでおすすめです。

さて

オリンピックミュージアムへ向かいます。
展示は以前見たので(そしてまた見に行きそうなので)、今回はショップ目的です。
駅の方へ戻り、駅を通り越したバス停で21番に乗りましょう。

オリンピック ミュージアム

バス21番でその名も Musée Olympique で降ります。バスが停まる前に入り口を発見できるはず。

行くとわかりますが、このミュージアムのあたりはレマン湖から急な登り坂になっています。いわゆる崖っぽい?
ミュージアムは登りきる手前に立っています。

おそらくメインゲートは湖側のはずなんです。公園もあり噴水もあり彫刻やレリーフで工夫されていますから。
ただ、階段多いねん! 上がりきるとそこそこ疲れるねん!
私の足はまだ転がりコケた影響が残っているので、今回は逆側の崖の上から入場しました。
(が、結構急な下り坂なのでどっちもどっちです)

ショップには今はParis2024のオフィシャルグッズ、あとHeritageとして過去大会の売れ残、いえ、デッドストックのグッズと
ポスターなどを使ったTシャツやカードやピン、
さらにオリンピックそのもののグッズ (クーベルタンTシャツとか、名言のグッズとか)が置いてあります。スウォッチのショップもあります。

目当てのものを買えたり買えなかったり、お手洗いに行って水を汲んで帰ろうかなと思ったら
前回は開いていなかった扉がある。
覗いてみると立派なホールでオリンピック中継を放映中でした。

これはいいわー。クーラー効いてるし。
(どこでも言われる通り、スイスはほぼクーラーない)
ただしスイスのテレビを映しているので、日本人が見たい競技が流れるかはわかりません。
でも、たまたまオリンピック期間中にローザンヌにいて暑くてたまらん!という時は思い出してください。

湖側のエントランスでもライブビューイングありです。

ここまで全て無料でアクセスできます。

有料の展示エリアはオリンピック好きはもちろん、「いだてん」好きにはたまらんと思います。
そのあたりの話は前に書いたInstagramでどうぞ。

帰りは下りなので、湖側へ階段を降りましょう。
(途中横道にそれると中心部までのバスに乗れます)

レマン湖を見る、高級ホテルなどを見る

メトロの駅まで歩きます。
道中は左にレマン湖、右に高級ホテルやレストランなど
なかなか気持ちのいいお散歩なのでおすすめです。

途中にある La Crêperie d’Ouchy には行ってみたいなー! 雰囲気がおいしそうです。

右手にメトロが見えたら、左は港です。
時間が合えば、船で Évian なんかへ行っちゃってもいいかもよ!(パスポートお忘れなく)

あ、そうそう。
この辺りはLausanneではあるんですけど、Ouchy の方が通りがいいです。クレープ屋さんも「うーしー」ですからね。
どこが境目かはわからんですけど。

FREITAGはスイスで買ってもいいかも

メトロ2に乗って Riponne M. Béjart で降りましょう。Lausanneの街の中心です。
「もーりすべじゃーる」と聞き取れたら間違いありません。あの舞踊家のベジャールさんのバレエ団があるのかな?確か。

ローザンヌの大聖堂に行くのもここで降りるのがよろしい。無料で入れます。なかなか感動します。
気軽に行けるのに、他の都市の大聖堂よりすてきだなと私は思っています。裏側からの景色もいいので寄ってみてください。

で、スイスメイドのバッグブランドFRAITAG
ローザンヌの街中にショップがあります。

私は日本にショップができる前、セレクトショップなどがぽちぽち置いていた時代からのユーザーです。1番最初は銀座の伊東屋さん(文房具屋さん)で買いました。
そのころに比べたら、生地の質は上がったなと思いますが
今もスイスで売っているものの方が、日本の品物よりも質がいい気がする…
お値段もそう変わらないので、スイスで買うのはおすすめです。

日本人の店員さんもおられます。他の皆さんもとても親切でチャーミングですよ。

この辺りがローザンヌのお買い物エリアです。
駅で言うとLausanne Flon駅に向かう感じになります。
駅近くのFNACの上の広場が景色が良くてひと休みにおすすめ。スイスは夕焼けが美しいです。


文章にするとなんだかあっけないね。でも私はローザンヌ大好きですよ。

Blondel (チョコレートショップ)

この時は言っていないけれど、『テレプシコーラ』に出てくるチョコレートショップを置いておきます。
私は日本の編集さんに教えてもらって(そして漫画も読んだ)、それがローザンヌ育ちの人も1番美味しいというショップだったので試してみられてはいかが?


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