【自分で自分の可能性を狭めていませんか】
実は、私たちは普段生活している中で自分で自分の可能性を無意識レベルで狭めていることがよくあります。その仕組みを簡単に説明していきます。
■目次
1)コンフォートゾーンについて
2)ドリームキラーの存在
1)コンフォートゾーンについて
コンフォートゾーンとは、「自己イメージに基づいて形成される、自分が不自由なく行える思考や行動の領域」のことです。
そして人間は変化を恐れ同じことを繰り返す(ホメオスタシスという)性質があり、このコンフォートゾーンの外の情報や行動を無意識レベルで嫌い、避けます。
なので、自分のコンフォートゾーンの中で日々の思考や行動を繰り返すのが人間の習性なのです。
例えば、平日8時間しっかりとサラリーマンとして働くことがコンフォートゾーンにある人は、フリーターで働かない人や不労所得で生活をしている人に、ダメなやつだ、胡散臭い、自分にはリスクが大きくできないなど、無意識レベルで攻撃し、情報を遮断していることがよくあります。
そして、その人はコンフォートゾーンであるサラリーマンとして働き、生活をしていきます。
仮にその人が金銭的・物理的に、自由になりたいというゴール(理想の状態)を持っていたとしてもです。そのくらい人間はコンフォートゾーンの外の情報や行動のアクセスを嫌います。
自分が少し怖いな・胡散臭いと思うことは、自分のコンフォートゾーンの外の情報です。この外の領域にアクセスするかどうかで成長の速度は大きく変わります。
なぜなら、不自由なくできる思考や行動を繰り返していても
できることの変化は微々たるものである為です。
アインシュタインも同じようなことをいっています。
「どんな問題も、それを作り出したときの意識レベルでは解決できない。」
2)ドリームキラーの存在
ドリームキラーとは、「あなたのコンフォートゾーンをゴール(自分の理想の状態)から遠ざけようとする人」です。
例えば、上記の例だと「金銭的・物理的に自由な生活をしたい」というゴールがある人に対して、「そんな絵空事より安定したサラリーマンの方がいいよ。リスクだよ。」などと言う人です。悪気はなく、善意で語りかける人、親や上司、友人も当てはまります。
もちろん、事実を捉えリスクを考えることも大事ですが、自分の一度きりの人生を自分らしく生きることの方が大事です。そのためには、まずドリームキラーの存在を認知する必要があります。
そして、1番の自分のドリームキラーは親でも上司でもなく、「自分自身」になります。
目の前の事象に対し、無意識レベルで「自分にはできない、怖い、胡散臭い」などを理由にコンフォートゾーンをゴール(自分の理想の状態)から遠ざけていることがとても多い為です。
私たちは無意識レベルで自分で自分の可能性を狭めているのです。
まずは、何か物事に対して「自分にはできない、怖い、胡散臭い」などの感情が生まれた時は、自分自身が自分のドリームキラーになっていないか、確認してみましょう。
[執筆]佐藤光司(Coaching4U認定コーチ)/[監修]渡邊佑(Coaching4U代表・苫米地式コーチ・TICE式コーチ)
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