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【自分は〇〇な人間である。の〇〇を上手に設定する方法】

自分は〇〇な人間である。という自己イメージを上手に設定できるかで、自身を上手にコーチングができるかが大きく変わります。その仕組みと具体的な方法を記載していきます。

■目次
1)人間は自己イメージに合う情報や行動を知覚し行動する
2)上手に自己イメージを形成する方法

1)人間は自己イメージに合う情報や行動を知覚し行動する

脳は知覚できる情報をRASという機能を用いて無意識で取捨選択しています。情報を取捨選択しないで全ての情報を知覚しようとすると、原子炉一基分のエネルギーを消費して餓死してしまうと言われています。エネルギーを節約するために情報を取捨選択しています。

そして、脳は自己イメージ(自分は〇〇な人間であるというイメージ)にあった情報を無意識に知覚し、
無意識に自己イメージにあった行動を促します。

なので、あなた自己イメージがどうあるかで、世界がどう見えるか、自分がどのような行動をするかも大方決まります。

例えば、自分はポジティブであると言う自己イメージがある人は、物事のポジティブな側面を無意識で知覚し、ポジティブに解釈できる行動を無意識にしています。自分はネガティブであると認識している人は、その逆の事例が起きます。

自己イメージを測る方法としては、5分間で100個、「自分は〇〇である」 の○○を書きだす方法がおすすめです。頭で考えず、パッと思いつたものを書き出します。おそらく、ポジティブ・ネガティブ両方のイメージが出てくると思います。


2)上手に自己イメージを形成する方法

自分をコーチングするときに、自己イメージを上手に設定できることはとても大切です。上手に自己イメージを形成する具体的な方法を記載していきます。

例えば、「自分で事業を立ち上げ、年収10億円の報酬がもらえるぐらいの価値貢献をする」と言う理想の状態がある人は、

「理想の状態を達成する自分はどうあるべきか」を5個書き出します。
①ビジネスモデル・マーケットへの理解が深い
②高い専門性を持ち、社会的に大きな課題を解決できる
③人望があり、多くの人に協力してもらえる
④視座が高く、世のため、人のために自分の能力と時間を使うことができる
⑤商才があり、上手なお金の生み出し方、回し方を理解し実行できている

そして、「理想の状態を達成したときのイメージ」を5個書き出します。
①社員100名の企業を運営していて、各種メディアに露出している
②事業・サービスの顧客や、社員から感謝の声をたくさんもらっている
③事業家の友人がたくさんいて、事業家ネットワークで有意義な情報がたくさん入ってくる
④謙虚で学ぶ姿勢、人に感謝する姿勢を忘れない
⑤大きな責任感と影響力がとても良いプレッシャーになり、刺激のある日々を送っている

理想の状態を達成するためにどうあるべきかを5個、
理想の状態のイメージを5個洗い出して、5×5=25通りの自己イメージの材料ができました。

これをもとに、
自分は〇〇な人間であると、自身へ心の中で語りかける×脳内でその状態をイメージし、感情を味わいます。そうする事で理想的な自己イメージが形成され知覚できる情報の質や無意識の行動の質も、少しずつ理想的になっていきます。

今回の事例だと、
③×③「私は謙虚で学ぶ姿勢、人に感謝をする姿勢を忘れないため、多くの人に協力してもらえる人である」
⑤×②「私は事業運営を通して顧客や社員から感謝を集め、お金循環させるのが得意である」
といった言葉を心の中で語りかけ、イメージし、感情を味わうといった形になります。

ぜひ、時間をとって試してみてください。


[執筆]佐藤光司(Coaching4U認定コーチ)/[監修]渡邊佑(Coaching4U代表・苫米地式コーチ・TICE式コーチ)


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