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認知科学的に人間関係で悩まない方法

人間関係で悩むこ方は多いかもしれません。今回は、認知科学の観点から人間関係で悩まない方法を記載していきます。

■目次
1)心は、脳の処理の状態
2)脳は重要な情報しか知覚できない

1)心は、脳の処理の状態

「自分は心が弱いからよく悩む」「あの人は心が強いから悩み事がない」「心を鍛えれば悩み事はなくなる」など悩みには心の強弱の話がよく出てきます。

ただ、認知科学の観点からすると、そもそも「心」は人間にありません。「心」は脳の情報処理の状態で、物理的に存在するものではないのです。

なので、悩み事を無くす際には、存在しない「心」を鍛えるのではなく、脳の認識パターンを変える必要があります。

例えば、罵声を浴びせる意地悪な高校サッカー部の監督がいて、部員のほとんどが監督に対して恐れをなしていました。

Aくんは3回の罵声で、Bくんは8回で落ち込んんでしまいましたが、Cくんは100回の罵声でも落ち込むことはありませんでした。

これはCくんの心が強かったのでなはく、Cくんは監督の罵声を気にしなかっただけなのです。心の強い・弱いではなく、脳でどのように認識するか。といった単純にやり方の違いです。

なので、人間関係で悩む前に自分で都合の良いように認識を変えるのがおすすめです。

具体的には、意地悪をし続ける人の話は受け流す事です。その上で、その人と関係を良くするゲームだと認識して、日頃コミュニケーションをとると、次第に関係もよくなっていきます。


2)脳は重要な情報しか知覚できない

脳は手抜きが得意です。なぜなら脳が知覚できる全ての情報を知覚すると原子炉一基分のエネルギーを消費してしまい、餓死してしまう為です。

なので、脳は重要だとロックオンした情報しか知覚をせずそれ以外の情報は、ロックアウトして知覚しません。

この脳の仕組みを用いると、人間関係の悩みは自分の脳が勝手につくり出している事が多いです。自分が悩むに必要な情報をロックオンして知覚して、悩まなくても良い情報をロックアウトしている事が多くあります。

具体的には、その人の悪いところに注目し、良いところを見てないのです。
そして、その人の悪い情報を元に、自分が悩むといった事が起っています。


なので、まずはその人の良いところに注目する。という事を意識するのが人間関係の悩みを減らす方法です。

まとめると、人間関係で悩まない、手軽にできる方法は下記の2つです。
ぜひ、試してみてください。

■意地悪をし続ける人の話は受け流す。その上で、その人と関係を良くするゲームだと認識して、日頃コミュニケーションをとる。
■その人の良いところに注目して、コミュニケーションをとる。


[執筆]佐藤光司(Coaching4U認定コーチ)/[監修]渡邊佑(Coaching4U代表・苫米地式コーチ・TICE式コーチ)


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