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聴く準備:何でも話せる相手であること

こんにちは!
社交的な人見知りです。

私がコーチングを勉強したときに、
聴くための準備ということで腑に落ちたことを書きます。

話し手からどう見えているか?

皆さんが相手の話を一生懸命に聴こう、とした時に
「真剣に聞いているよ!」という意識から険しい顔になっていたり、  

「どんな状況だったのだろう?」
「どうしてそんな行動を取ったのだろう?」
「相手にどんな言葉をかけよう?」と、
頭の中で考え事をするあまり、腕組みをすることはありませんか?

想像してみていただきたいのですが、
もし上司と面談の約束をしていて、会議室に入った時、
上司が険しい顔で腕組みをしていたら、自分は話しやすいでしょうか?

怒られるのかな・・・とか
否定されるのでは、何か悪いことがあったのだろうかと、思ってしまいませんか?

少なくとも、安心して何でも話せる雰囲気ではないですよね。

話しやすい相手であるために

話を聴く、最大の目的は、相手が話したいことを話せることです。
そのためには、相手にとって安心して話しやすい人であることがとても大切です。

たとえば、皆さんにも覚えがないでしょうか?

怒らないから正直に言いなさい。

と険しい顔をして、腕組みをしながら言う母の言葉・・・。
既に怒られている雰囲気満載ですよね(笑)
自分に非がないと思っていることでも、自信がなくなってきます(;∀;)

皆さんが、「この人になら何でも話せる」「困った時は一番に相談する」という人は、どんな人ですか?

例えばこんな人ではないでしょうか。

・いつも否定せずに、ただ「うんうん」と最後まで聴いてくれる
・嘘をついたり、誰かに秘密をもらしたりしない誠実な人である
・大事な話であれば、きちんと場を整え、時間を取って聴いてくれる
・決めつけや持論を持ち込まず、本当の自分を認めてくれている
・自分の結論に対し、心から応援してくれる。

などなど、モデルとなる相手がきっといると思うのです。
または、「あることないこと言いふらす人」のように、反面教師となる人も身近にいるのではないでしょうか。

聴くための3つの準備

相手にとって”話しやすい”と感じてもらうために、
以下の3つに配慮してみましょう。

1.場を整える
2.自分を整える
3.アイスブレイク

1.場を整える
   言いにくいことであれば、大勢いるような場所よりも、
  二人きりになれる場の方がいい場合もあります。
  話が長くなりそうな場合も、仕事をやりかけのような状況で聴くより
  も、「13時からなら時間とれるけどどう?」ときちんとアポを取り付
  けてあげるとよいと思います。
  そうでなければ、立ち話だと思ったらカナリ時間を取られてしまった、
  ということもないでしょう。

2.自分を整える
  相手がどんな話をしてくるか、それは聴いてみなければわかりません。
  ただ、どんな話が来てもいいように、『最後まで聴こう』『イライラし
  ている状態では聴かないようにしよう』『アドバイスをしたくなって
   も、相手の成長のためにはガマンしよう」など、聴き手として話しやす
  い自分になれているか、一度深呼吸して整えてみましょう。

3.アイスブレイク
  
「で、話したいことというのは?」とイキナリ本題に入らないことを
  オススメします。
  言いにくいことであればあるほど、話し手は話すのにエネルギーを要し
  ます。相手がどんな反応を示すのか、話してみなければわからない、そ
  の怖さがあるので、とても勇気がいることだからです。
  出来れば「今日は暑いなぁ」とか「奥さん元気か?」など、軽い会話を
  してから、本題に入るようにしましょう。

命綱があるから飛び込める

話し手にとって、「話す」ということはとてもギャンブルなのです。
相手にどう思われるかわからない、どんな反応を示されるかわからない、
とても勇気のいることです。

例えばバンジージャンプ。
私たちは命綱で、安全が保証されているからこそ、高いところから飛ぶ勇気も湧くのです。
それがなければ、怖さも倍増、命さえ危ないかもしれません。

コミュニケーションで言えば、命綱は信頼です。
普段から、信頼されている、この人なら信頼できる、という関係作りによって、言いにくい話がどんどん言いやすくなるのです。本音で言い合えるようになります。

信頼がなければ、ずっと高いところで飛ぶことも降りることもできずに
崖の上にいるような気持ちになってしまいます。

「話してくれてありがとう」
この気持ちを忘れず、
より強い信頼で結ばれた関係づくりにお役立ていただければと思います^^


ではまたお会いしましょう^^




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