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おばあちゃん達からの贈り物

私は10代の頃、おばあちゃん達からアクセサリーをもらいました。
記憶では大学入学のタイミング。

父方の祖母からは指輪、母方の祖母からはネックレス。
どちらも派手てデコラティブで、もらった当時の感想は
「これ使う機会一生ないわ~」

それが30年以上の時を経て、毎日使うくらいの愛用ぶり。
当時のおばあちゃん達は私の未来の姿を見越してプレゼントしてくれて
先見の明ある!と思ってました。


ところが、その話を娘にすると「ちがうんじゃない?」

「当時のおばあちゃん達が、自分達の好み優先で選んだだけなのでは。
その年齢や感覚に(私が)近づいたから、愛用するようになったんじゃないの」と。

なるほど!それも一理ありますね。

今の私の年齢と、当時の祖母たちの年齢は10歳も離れていなくて。
確かにこの派手さがしっくりきます。

両祖母とも旅立って久しく、本当のことはわかりません。
ですが30年後、視点の違いを体感する会話を私たち母娘にもたらしてくれたことに感謝を感じました。

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