コメント_2020-02-12_130306

1on1ミーティング

先日、あるプレーヤー(TK君)と1on1ミーティングを行った。

私がコーチしているチームは部員が約140名いる大所帯。
コーチングスタッフ(大人)も10人くらいいるけど、学生が担うメディカル部門やマネジメント部門の仕事がとても重要なものとなっている。
これらの役割を担う学生は、基本的に大きな怪我などでプレーができなくなった学生が担当することが多い。

TK君は人間性が素晴らしく、どんな事でも120%の力で臨める人間だ。

昨年の秋ごろ、選手としての伸びしろを否定するわけではないが、マネジメント専属でチームに貢献してみないかを打診。
本人は少し考え、2019年のシーズンは選手としてやり切りたいと回答した。

2019年シーズンが終わり、改めてTK君の意思を確認するために1on1ミーティングを行った。

ビジネスの世界で話題になりつつある1on1ミーティング。スポーツ界では以前からコーチと選手という関係で行われているように思う。

ビジネスの世界では基本的に上司と部下という構図。そして、ミーティングの内容(目次)は、部下が事前に定めて行うことが勧められている。

今回のミーティング冒頭では、私から結論を確認することを先に行ったが、その後はTK君が話したいことを話させ、適時、こちらから質問するというスタイルを取った。

TK君 「自分の強みは『声を出せること』です」

自分の強みを明言できることは本当に素晴らしいことだと思う。
当然、改善が必要なことはたくさんあるけれど、という言葉が前に置いて。

これまで選手と1対1のミーティングを何度か行ってきたけど、今回のように、いわゆる1on1ミーティングというスキルを活用して、選手との対話をする機会も増やしていければなと思う。

1on1ミーティングの注意点
・短いサイクルで定常的に実施する
・1on1は選手の成長のための時間である(管理、評価するためではない)
・否定しない
・オープンクエスチョン
・目標設定はSMART
 (Specific, Measurable, Achievable, Related, Time-bound)
 (具体的、定量的、達成可能性、関連性、期限設定)


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