チームトーク時の選手間ファシリテート(1月31日の練習)

今日もSSGを担当。前回の練習でチームトーク時に発話量が少ない選手を事前にコーチから指定し、グループで事前に決めたフォーカスポイントに対するフィードバックをしてもらった。

前回の練習ではとても的を得た発言をする選手が多かった。今回も役70%くらいの選手がしっかりと自分の視点でフィードバックできていたように思う。

前回の練習で改善が必要だなと思ったのが、グループのリーダー格の選手がうまくファシリテートできていないこと。特に、普段発話量が少ない選手が的確な指摘をしていても、そこから話を広げられず「なるほどね」とかで終了。その後は、別のポイント(リーダー格の選手自身の考え)を言いまくることが今日も多かった。

ただ、K君(バイスキャプテン)がすごく良いQuestioningを行なっていた!
A君:〇〇があまりできていなかったと思います。
K君:そっか。じゃぁそれをできるようにするにはどうすれば良いと思う?
A君:そのためには△△をやることが必要だと思います。
K君:OK!じゃぁ次のフォーカスポイントはそれにしようぜ!

K君はプレー中もみんなが聞き取りやすいタイミングで声を出しているし、短いセンテンスで明確に伝えることが得意な選手。ポジションも主にスタンドオフをやってるし、このスキルはとても求められる。ただ、自分の考えを伝えることが仕事なだけに、フォシリテートは不得意かなと思ってたけど、上記の通りとてもスムーズにディスカッションを進行してたし、恐らくA君はとても自己肯定感が高められて内的動機(やる気)が上がったんじゃないかな。

あと1週間くらい、選手たちだけでファシリテートスキルがどのように変化していくか観察しようと思う。

まさに、実践コミュニティー(CoP: Community of Practice)!

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