こんにちは。
トラストコーチングスクール認定コーチの久保田です。

今回のタイトルは「諦める。諦めない。どちらの選択をするだろう」としました。

先日4歳になった娘の、ある行動に、驚きと嬉しさ、頼もしさを感じつつ、もし自分だったら…そんな風に考えたことがありました。
正解は無いと思いますが、あなたならどうしますか?

手紙

ある日のお話
保育園に通っている娘が、嬉しそうに手紙を持って帰ってきました。
普段仲良くしている友達グループの1人の子が、家で手紙を書いてきてくれたそうです。娘は嬉しそうに、その手紙を見せてくれました。

そして、「お礼のお手紙書きたい!」「めっちゃ嬉しかったから、友達みんなにもお手紙書きたい!」と言い出しました。

楽しそうに、「これは〇〇ちゃんに!」なんて言って、その子のことを考えながら手紙を書いている健気な姿、親としても微笑ましい光景でした。僕は、親ばかなので、その一生懸命書いている姿を見ただけで「じーん」と感動。

その日の晩は「明日お手紙を渡せるのが楽しみ!」と言って眠りにつきました。
次の日の朝、「早くお手紙を渡したい!」と言いながら、準備をして、保育園に向かいます。みんな喜んでくれるかな?

夕方になり、家に帰ってきた娘。
保育園のカバンの中には、前日に書いたお手紙が1通だけ入っていました。
「〇〇ちゃん、お休みやったん?」と聞くと、「「いらん」やって。「こんなんいらんから、ぐちゃぐちゃにして〇〇ちゃん(娘のこと)のカバンに『ポイッ』する。」って言われた」とのこと。
普段は仲良いそうなので、そのお友達も、たぶん悪気無く、正直な感想だったんだと思います。
(ちなみに、別のお友達は「ありがとう」と言って、自分のカバンにしまってくれたそうです)

そんなことを笑いながら話してくれたのですが、本当に笑っているのか、傷ついているのをごまかそうとしているのか、ちょっとわからない。。。
「そうやってんな。」と聞いていたら、「だから、もう一回手紙書くねん!」と娘が言いました。「〇〇ちゃん、お手紙いらんかったんちゃうの?」と聞くと、「この絵が嫌やったみたいやねん!だから違うお手紙をもう一回書くねん!」と。

本音を言うと、「もうやめとけばいいのに。。」という思いが頭をよぎりました。
「嫌がられて傷つくんじゃないか」とか「そのお友達は、お手紙をもらうことは好きじゃないんじゃないか」とか。そう思いながら。

思えば、大人になっていくにつれて、「嫌がられないかな?」とか「迷惑かな?」とか、そんなことを考えることが先になり、純粋に「相手に喜んでもらうには何ができるだろう?」ということを忘れそうになっていた気がします。
誕生日プレゼントさえ、「何をしたら喜んでくれるかな?」と考えながら、結局センスの良さそうなものを考えたりする。

相手のため。相手が嫌がるから。と言いながら、もしかしたら、自分が傷つくのが怖かったり、相手にどう見られるのかを意識していたり、、実はベクトルが自分に向いていたということもしばしば。。。

娘の行動は、正解かどうかはわかりません。もしかしたら、自分の「喜んで欲しい」を押し付けているのかもしれない。でも、「どうやったら喜んでくれるかな?」を考え、拒否されてもなお、対策を考えて臨む姿は、大人の僕に、大きな学びと問いを投げかけてくれたのは事実です。

僕は、コーチとして、純粋にクライアントさんに向き合えているか。
どこかで、良いコーチに見られたいと思っていないか。
振り返るきっかけをくれました。

ちなみに、僕が、娘と同じような出来事があったとすれば、たぶん「諦める」と思います。

まとめ
みなさんは、「諦める」「諦めない」どちらの選択をするでしょうか?
上にも書いているように、正解は無いのだと思います。
ただ、その行動を選択する時の、自分の心は、ベクトルはどこを向いているのか。
そこにも良い悪いは無いと思いますが、理解できていると、想定外のことが起こっても、傷つくことがあっても、受け止め方は変わるのかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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