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あなたの可能性はどれくらい?

「私たちは、生まれながらにして無限の可能性を持っています。」

これは、私の会社のホームページで初めに書いてある言葉だ。

「無限の可能性?まあ、一応可能性としてはあるかも」というくらいにしか思わなかったのではないか?可能性みたいな、ふわっとした遠い世界の話は今の自分から想像しにくいものだ。

それに可能性を十分に引き出して成功した人生と言っても、歴史に登場した偉人を含め、その様子はさまざまだ。

だから自分の可能性を問われても、もしくは何でもできると言われても、「じゃあ、何をすればいいのか?」となってしまうのかも知れない。

でも、能力について言えば、誰もが羨むような成功を得た人でも、最初は若い頃のあなたとほとんど変わらなかったはずだ。でも、そこから長い時間を経てその成功まで辿り着いた。

成功の理由はいろいろ挙げられると思うが、ここでは2つの重要な要素を挙げておきたい。

一つには、ゴールがあったこと。しかもそのゴールは、周囲から反対されるような、見ようによっては突飛なことであったに違いない。本人にとっても、周囲の人にとっても「現状の外のゴール」であったろう。

もう一つは、周囲の人が何と言おうと、本人は「自分にはできる!」と思っていたこと。最初から確信してはいなかったかもしれないが、徐々に「できる」という自信を深めながら、ゴールに向かって行ったはずだ。

あなたの人生は、あなた次第である。

現状の外側にゴールを設定する。そして、そのゴールを達成する能力があると自分で自分を評価する(高いエフィカシーを維持する)。

この二つはとても重要だが、それに加え、あなた自身にチェックして欲しいことがある。

自分の可能性に枠をはめていないだろうか?

ほとんどの人は自分でも気づかないうちに、無意識に可能性に枠を作ってしまっている。最初から選択肢を狭めてしまっている。

自分ではもっと様々な経験を積んで、たくさん個性豊かな人たちと出会って、お金の心配をせずに済むくらいに稼いで、社会にも貢献したいなどと夢を見ても、無意識が邪魔をして「ちょっとそこまでは自分には無理かも」と諦めてしまう人が多い。

恐ろしくはないか?自分の実力と関係なく、無意識がそんな風に働くなんて。それが枠、すなわち心の中のリミッターである。

でも、なぜ知らず知らずのうちにリミッターが出来てしまうのだろう?

そもそもあなたがいま見ている世界のリアリティは、過去の記憶から出来ている。

人はいま目の前にある世界をそのまま認識できるわけではなくて、過去の出来事や自分が「世界って、こういうところだよね」と記憶していることと照合しながら認識している。

だから、自分自身の能力についても、過去の成功した事や失敗した事、もしくは他人から言われた能力評価などをもとに、自分で「私の能力はこれくらい」と判断したことが基準になっている。別に、実際の能力を反映したわけではないし、未来にどこまで能力を発揮できるかはきちんと考慮されていない。

さらに、世の中のほとんどの人の能力は、元々さほど変わらないのだ。一部の天才と言われる人とどのくらい差があるのかは分からないが、猿と人ほどの差がないのは確かだ。

要するに、マインドの使い方次第でどうにでもなるレベルの差しかない。

何者にでもなれる。何でもできるのだ。

でも、それもゴール次第である。

ゴールがないと、「今すでに自分ができていることは何か?」「自分にはどんな強みがあるのか?」などと、どうしても過去と現在の自分に目を向けてしまい、未来を見ることができない。現在地を確認することは否定しないが、ゴールを持たずに自分を見つめることはお勧めしない。

内省するより、何よりまず、リミッターを外して現状の外側のゴール設定を意識して欲しい。

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