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エフィカシーを上げるためのRAS活用とは

エフィカシーとは、自分のゴールに対する達成能力の自己評価。

以前にも紹介したことがあるが、あくまで自分で決める評価なので、「できる!」と思ってしまえばいいだけである。だから、ある意味簡単なのだが、実際には自分でエフィカシーを上げるのは難しい。

何の根拠もなく自信を持てと言われても、やはり難しいものである。

自分のことは自分が一番よく分かっているつもりだから、「どうぜ、自分にはそこまでのことはできない」などと思い込んでしまいがちだ。

何でも出来るという自信が持てなくて、例え「やりたいなぁ」と思うことが思い浮かんでも具体性を持って考える前からあきらめてしまったり、やりたいことがハッキリしていたとしても怖気付いて立ち止まってしまう人は多い。

でも、世の中を広く見てみれば、金銭的に恵まれた環境に生まれなくても、高い教育を受けていなくても、一度目の就職がうまくいかなくても、成功する人がたくさんいる。

そう、本当は人は誰しも途轍もない能力を持っているのだ。

マインドの使い方のコツを知れば、エフィカシーを高め、自信を持って、途轍もない能力を持った自分であることを証明しながら生きていくことが出来る。

そのマインドの使い方のコツを体得するには、本当はコーチングを受けてもらうのが一番よい。けれども、記事上でほんの一部ではあるが伝えられることもある。

そこで今日は、これを知っておくとエフィカシーを上げるための助けになるという脳の仕組をご紹介したい。

その脳の仕組みとは、RAS(Reticular Activating System)で、日本語に訳すと網様体賦活系と言う。少し言葉が難しいが、RASの機能としては、自分にとって重要な情報だけを選択的に認識できるようにするというものだ。

私たちは目の前の世界をありのままに見ているわけではない。自分が重要だと思うものしか認識できていない。その結果、いま見ている世界は自分が重要だと思ったものだけで出来上がっていると言える。

ということは、自分が重要だと思うことが変われば、見える世界が変わるということだ。

これまで探していたけれど見つからなかったもの、そもそも存在にすら気づいていなかったものが、見つかる可能性があるわけだ。

少しいまの世の中を考えてみてほしい。

テクノロジーの進化によって、新しいハードウェアやソフトウェアが開発され、いまや全世界規模で高速通信が引かれ、物理的な人・モノの移動も陸海空ともに随分と便利になった世界。何かをやろうと思った時に、必要なリソースを世界中に探しにいけるインフラが整った世界。

リソースの中には、当然、協力してくれる人も含まれていて、同じ課題を抱えている人だって、世界のどこかにいるかも知れない。そういう人と連携することも、インターネットのなかった時代と比べたら、いまは格段に簡単だ。

だから、やりたいと思ったことをどうやればいいのだろうなどと始める前からあまり心配しなくてもよいのである。RASを味方につければ、リソースはきっと後から見つかるのだから。

なんでも出来ると思えてこないだろうか?
エフィカシーは上がってこないだろうか?

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