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【次世代人材の育成9️⃣】 職業だけのゴールでは足りない


現状のままの未来を想像すると?

自分の潜在能力を引き出すことができる新しいコンフォートゾーンに移行するためには、現状の外側にゴールを設定すれば良いのでした。

改めてゴールをどのように設定するのかについて、説明の仕方を変えてみましょう。

ゴール設定をしようとしている時、あなたはこれまで慣れ親しんできた「現状」の中にいます。その「現状」というのは「コンフォートゾーン」と言い換えてもいいでしょう。

そして「現状」のまま未来を想像すると、多分、ありきたりの未来が思い浮かぶと思います。そこにゴールを設定すれば、当然ありきたりのゴールになってしまいます。

自由に選んだ未来にゴールを設定する

けれども「現状」にこだわらず、あなたは自由に選んだ未来を選択することも出来るはずです。そして、その自由に選んだ未来にゴールを設定することが出来るはずです。

さて、この自由に選んだ未来に設定したゴールは、どんなゴールでしょうか?きっとそのゴールは、心から達成したいと思うゴールのはずです。なぜなら、自由に選んだ未来にわざわざ気の進まないゴールを設定するはずがないからです。

このようにゴール設定においては「現状」に縛られることなく、心から達成したいゴールを設定するというのがポイントです。

バランス・ホイールを活用して複数のゴールを設定する

そして次にゴールはたった一つだけではなく、人生の様々な側面にそれぞれゴールを設定していきましょう。「バランス・ホイール(Balance Wheel)」というツールを使うと便利です。

「バランス・ホイール」のホイールというのは、自転車や車のタイヤが付いている、中心から円周の方へ何本も線が出ている車輪のことです。人生の様々な領域にゴールを設定する時に、このスポークの線で区切られた一つひとつに職業、家族、健康、ファイナンス、生涯学習、社会貢献、趣味などを割り当て、それぞれにゴールを設定していきます。そして、そのバランス・ホイール上に10個前後のゴールを設定し、それらのゴールを達成した時の自分の姿(自己イメージ)と自分が見ている世界(コンフォートゾーン)をマインドで具体的に描いて、そのイメージに臨場感を感じていくことで新しいコンフォートゾーンへ移行していけるのです。

職業だけのゴールでは足りない!

これまでの人材育成の場面では、職業のゴールを中心に考えがちだったと思いますが、次世代人材の育成のためには職業のゴールだけではダメなのです。なぜなら、新しいコンフォートゾーンへ移行することを考えると、人生の一部の要素でしかない職業についてだけゴール設定しても、他の部分が現状のままでは、結局全体として今までのコンフォートゾーンに引きずられたままになってしまうからです。

雑談時でも現状の外側へ促す

次世代人材を育成する側からすると、職業の領域以外にも目配せをしないといけないことになるので、育成により労力がかかってしまうと思われるかも知れません。でも、よくよく考えてみてください。これまでも休憩時間の雑談や、ランチや飲み会などの席で仕事以外のプライベートな話題についてもベテラン社員と若手社員の間で色々と話をしていたのではありませんか?

それにプロのコーチ以外には自分のゴールは話さないことが基本なので(ドリーム・キラー対策)、人事担当者および上司や先輩社員は、所属する企業のコーポレート・ゴール以外のゴールについては、次世代人材一人ひとりのゴールを聞く必要もないのです。ただ、ゴール自体は聞かなくても、ゴールは現状の外側に設定するようにと、上手に促すことはできると思います。

次世代人材は常に現状の外側を目指す

こうして正しいゴール設定によって「現状の外側」の新しいコンフォートゾーンに移行することが出来た次世代人材は、既存の人材が見えなかったものが見え(スコトマが外れ)、企業の組織として進むべき方向を示すことができて、さらにモチベーション高く、クリエイティビティを発揮していくでしょう。そのような人材の中から次世代のリーダーが登場するのだと思います。

(『次世代人材の育成🔟』↓ につづく)

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