上司は自分のことを10分のイチぐらいに思っておくぐらいでちょうど良い。

部下の話をしっかり聴いていると答える上司と,上司にしっかり話を聴いてもらえていると答える部下では,圧倒的に前者の方が多く,その齟齬はいったどこからやってくるんだろう。

だいたいオトナは,自分の尺度で相手を測るのが常だから,しっかり聴いているなんて勘違い甚だしい結果になるのはあたりまえっちゃあたりまえ。


オトナが自分の尺度で相手を測るなんて根拠あんのか?と問われれば,先述のデータを差し出したらよかろ。


上司である僕らは,この際だから自分尺度の「聴いた」を10分の1ぐらいに認識し直しておけばよい。そのぐらいの気持ちでいたほうがどうあれ良い方向で話はすすむんじゃないだろうか。



言われてみれば確かに,上司にしっかりと話を聴いてもらった覚えはない。かと言って彼らが今の僕らとそれほど違っている感じもしない。だから結局つまり,そういうこと。

自分のことって案外わかってないものな。

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