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「ごめんなさい」が言えなくて辛いひとのためのセルフコーチング/7つの習慣セルフコーチング
ごめんなさいって言えないひと,案外多いですよね。
言えるひとから見ると,なんでいえないのかわからないし,下手すると「悪いと思っていないのでは?」なんて邪推されてしまう困った案件です。
僕自身,ごめんなさいって言いにくいなと思うタイミングは今でもあります。自己研鑽を積めば,いつでもどこでもスムーズにごめんなさいって言えるかというとそうでもないことはそりゃぁあります。
自分は悪くないと思っているとき,プライドに触れるとき?でしょうか。
自分は悪くないと思っているときは謝る必要がないかというとどうでしょう。悪くないなら謝らなくても説明したらいいのかな。
誤解されたまま,それを放っておくのは嘘をついているのと同じようなものですから,説明はしっかりした方が良いと思います。
他者との相互依存を目指すことは大切です。
それに照らせば「どうせ言ったって無駄」とか「説明するのがめんどくさい」とか「自分が我慢すれば丸く収まるなら,まぁ誤解されたままでもいいや」というのは,Win-Winをまずは考えるという「7つの習慣」第5の習慣に照らしてみると,これはやっぱり建設的であるとは言えないです。
めんどくさいし,言っても無駄かもしれないし,わかってもらえないだろうことをがある程度予想できるかもしれないのですが,でもやっぱり誤解なら解く努力をしたいところなのですね。
とすると,他者とのコミュニケーションを重ねるほかなくて,その中で,たぶん自分が勘違いしていたことや,間違っていたこと,失敗してしまったこと,なんかが必ずひとつやふたつは出てくるはずなのです。
そうしたらそのとき「ごめんなさい」って言えばいいのです。
やっかいなのはこっち
ところが,「プライドが邪魔して」という場合は,なかなかやっかいで,この場合「自分が失敗したとか,悪いことしちゃったなー」ということをわかっていてなお素直に相手にごめんなさいって言えないのです。
これを放置して,力任せに突き進めば良いことはまぁないでしょう。
こういうことをさして自分らしく生きるとか,自分軸で生きるとは言いません。
自分らしさや自分軸は,その評価基準として自分が大切にする価値観を元にしなくてはなりませんから,1mmでも自分に対して負い目を感じるような選択肢,ここで言うなら「悪いと気付いていながら,頭を下げない」という行為を選ぶことにはなりません。
たとえ理解されなくても,謝らない美学を貫くという選択肢をとるとするのなら,その奥に何かもっと大事なものがある場合でしょう。
その場合,自分に負い目はないと思います。
そんな美学があるとするなら,まぁちゃんと説明しなくては伝わらないので,説明してほしいところですが,タイミングとして今はまだ説明できないことがあるかもしれません(ちょっと僕には想像ができませんが)。
でも自分にもしもわずかでも負い目を感じるのなら,その「申し訳ないという気持ち」「自分が感じている負い目」について,セルフコーチはきっと放っておくことはないでしょう。
セルフコーチは,問いかけます。
自分自身が感じている「ごめんなさい」に待ったをかけている感情に対して。
私は「ごめんなさい」ということに,何をためらうのだろう?
「ごめんなさい」というと,どのような不都合があるのだろう?
自分が間違っていたこと,今自分がそのことに気が付いたことをみんなに伝えると,どのようなことが起きるだろうか?
なぜ,謝らなくてはいけないのだ?
なんてコーチは問いかけませんよ。
その問いには意義がないからです。意義のない非建設的な問いかけをコーチがすることはないでしょう。
謝らなくてはならないなんてことはありません。
あなたが謝るか,謝らないかは,あなたが決めればいい。あなたしか決められない。謝らなくてはならないと誰もが思ったとしても,あなたがそうしたくないのなら謝らなくてもいいのです。
その判断はあなたの自由です。
けれどもセルフコーチングでは,きっとあなたの内なるコーチは「なんで謝らなくっちゃいけないの?」なんて問いかけはしないと思います。
その問いかけはコタエを生み出すことのない,頭の中をグルグルと回り続ける不毛な問いかけです。グルグルといつまでも回り続けて,たとえあなたが「謝らなくてもいいじゃん。私悪くない」といったん結論づけたとしても,おそらくその後も同じように何度も頭の中で反芻されることでしょう。
グルグルを断ち切ること。
単なる自問自答でなく,コタエの出ない永遠の自問自答でなく,明日の行動へ繋がる応えを求める問いかけが必要です。
そのための「7つの習慣セルフコーチング」なのです。
サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。